インターポール、ついにネット上で本格始動! 児童ポルノ摘発におとり捜査

    湯木進悟  [2007/01/19]

    国際刑事警察機構(Interpol: インターポール)は、インターネット上の児童ポルノ犯罪の捜査に臨む特捜チームによって、国際的な摘発を進めるプロジェクト「Project Guardian」の本格始動をアナウンスした。

    Project Guardianの特捜チームの存在は、パリで開催された「Paris meeting on missing and sexually exploited children」の会合で明らかにされている。100万ユーロ(約1億5,700万円)がつぎ込まれたProject Guardianの初期の捜査活動では、インターネット上に児童ポルノ犯罪者を誘い込む、おとり捜査目的のサイトなどを開設。同サイトへ児童ポルノ画像が掲載されることはいっさいないものの、いかがわしい目的で児童との接触を望んだり、淫らな虐待画像の入手を試みたりする犯罪者が、サイト運営者とコンタクトを取ろうとすれば、直ちに捜査の手を伸ばせるようになっているようだ。

    また、インターネット上の児童ポルノ関連サイトへの徹底捜査を進めて、組織犯罪が絡む日常的な搾取の実態解明も行われているという。独自の児童虐待画像のデータベース「Interpol's Child Abuse Image Database」(ICAID)や認識照合ソフトウェアを活用して、犯行現場や被害者の特定なども進められ、すでにこれまでの捜査期間中に、世界各地の500人以上の児童救出にも成功しているとされる。

    インターポール事務総長のRonald K. Noble氏は「児童ポルノ犯罪が蔓延しており、司法機関が緊急に対処していく必要が生じているものの、多くの国の警察組織は、捜査に欠かせない数々のリソースを入手できない状況にある。それゆえにインターポールは、Project Guardianを立ち上げるに至った」とコメントしている。

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