「iPhone」のCingular、15日よりブランド名を「AT&T」に変更

 

米AT&Tは1月12日(現地時間)、子会社にあたる米Cingular Wirelessのブランド名を週明けの月曜日(15日)より「AT&T」に変更し、Cingularストアの名称変更や広告展開を含む2007年を通した大規模キャンペーンを実施していくことを発表した。Cingularは全米最大の携帯電話キャリアで、現地時間で9日には米Appleの発表した「iPhone」を米国内で独占的に取り扱う契約を交わしたことを報告している。これにより、今年中旬より発売開始されるiPhoneは、Apple+AT&Tによる2大"A"ブランドで展開されることになる。

今回のブランド変更は、AT&Tによる地域系電話会社Bell South買収を受けたもの。AT&Tのかつての名称は地域系電話会社のSBC Communicationsであり、SBCがかつての親会社である長距離系電話会社AT&Tを2005年1月に160億ドルで買収したことを契機に「AT&T」への社名変更が行われた。CingularはSBCとBell Southが共同で2000年に設立した携帯電話専業の合弁会社だ。2004年にはAT&Tからスピンオフした携帯電話子会社のAT&T Wirelessを買収してユーザーや通信設備を取り込み、それまでトップだったVerizon Wirelessを抜いて全米最大のキャリアへと躍り出した。そして2006年3月にAT&TがBell Southを買収したことでCingularはAT&Tの100%子会社となり、今回の固定/携帯/データ通信すべてを含めた「AT&T」ブランドへの統一が図られることになった。

だが、かつてのAT&T Wirelessユーザーやストアは買収を通じて「Cingular」へのブランド名変更を経験しており、今回の統一ブランディングキャンペーンで再び過去の名前である「AT&T」に引き戻されることになる。さらに「ベビーベル」と呼ばれた、1980年代のAT&T分割によって誕生した地域系電話会社の系譜を組むSBCとBell Southが再び集合し、親会社のAT&Tを巻き込んで再統一を図るなど、かつてのAT&T時代の体制に戻りつつあるという複雑な事情もある。

AT&T会長兼CEOのEdward Whitacre氏は「世界中でわれわれの顧客はAT&Tブランドを革新的で、高クォリティで比類なき信頼性のあるサービスを提供するものだと認識している。AT&TとBell South、Cingularは現在われわれの傘下にあり、1つのブランド名の下でサービスを提供していくことが正しい道だ」とコメントしている。

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