Jetty 6.1.0 - Ajaxマルチメッセージング、非同期SSL、Grizzly対応も

    後藤大地  [2007/01/09]

    Mort Bay Consultingは6日(米国時間)、Jetty Web Containerの最新版「Jetty 6.1.0」を公開した。JettyはJavaで開発されたWebサーバ。Apache License Version 2.0のもとで公開されているオープンソースソフトウェアで、Apache Tomcatなどと同じく、FLOSS実装のWebアプリケーションサーバとして代表的なもののひとつだ。6.1.0は安定版と位置付けられ、Java 1.4および1.5で動作、HTTP/1.1 RFC2616、Servlet 2.5、JSP 2.1/2.0に対応している。

    6.1.0で実施された変更は、コアプロトコルエンジンの最適化・洗練、非同期SSLのサポート追加(新しいSSLコネクタの追加)、入出力性能を向上させた新しいAJP13コネクタの採用、Grizzly NIOライブラリを活用したGrizzly HTTPコネクタの追加、次世代HTTPクライアントAPIの実装、AjaxメッセージバスとしてCometdの採用、組み込みなどにおいて重宝するサーブレットテストの追加、Apache Geronimoとの統合性向上(WADIクラスタリング機能の実現)、JBoss AS 4との統合性向上、GWTへの対応機能追加、Windowsにおけるサービスラッパモジュールの提供など。

    6.1.0では実験的な機能ではあるがデプロイメントディスクリプタ(web.xml)ベースのリソースインジェクションおよびServlet 2.5で定義されているライフサイクルコースバックも用意されている。web.xmlベースのリソースインジェクションを使うとJNDIにおけるサーバサイドで実装するクラスを削減できるようになる。

    6.1.0ではAjaxメッセージバスとしてCometdを採用したことで、Ajaxを使ったクライアントとサーバ間においてマルチチャンネルメッセージングが実現されている。コアプロトコルエンジンも改善されており、従来と比較してスケーラビリティの高いプロダクトに仕上がっている。安定版と位置付けられていることもあり、6.1.0以前のバージョンを使っているユーザは6.1.0へのアップグレードを検討すべきだといえる。

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