プログラミング言語"D"、待望のバージョン1.0登場

    後藤大地  [2007/01/04]

    Digital MarsとWalter Bright氏は2日(米国時間)、プログラミング言語D(D Programming Language)の最新版となるプログラミング言語「D 1.0」(以下、D言語 1.0)を公開した。D言語は同社によって開発されているプログラミング言語。C言語、C++、C#、Java、各種スクリプト言語などを参考にして開発されている言語で、さまざまな特徴を備えている。シンプルでかつ強力な機能を実現しつつ、Javaと違ってネイティブコードを出力できることからC/C++の次に位置付けられるプログラミング言語とみる向きもある。

    2日に公開された1.0は、同社が提供しているD言語コンパイラDMD(Digital Mars compiler for D programming language)。WindowsとLinuxがサポートされている。同日、GCCに対するD言語フロントエンドGDCの最新版0.21も公開されている。同バージョンはDMD 1.0をベースに構築されており、Mac OS XやFreeBSDなどDMDがサポートされていないプラットフォームでD言語を使う場合は、GDCを活用する必要がある。

    D言語はC言語、C++、Java、C#とよく似た記述形式を持っているが、バグの原因になるとみられる記述方法は削除し、実用的であるならばスクリプト言語で採用されているような記述方法も積極的にサポートするなど、興味深い特徴を備えている。Javaと異なりコンパイル後にはネイティブコードを出力するが、ソースコードレベルで高い互換性を実現できるように工夫されている。

    既存のプログラミング言語はそれぞれ特徴をもつが、逆に欠点として指摘される部分も持ち合わせている。D言語はそれらの問題を現実的な観点からの解決を目指したもの。2006年12月にはバグフィックスを中心としてリリースが繰り返され、2007年1月2日(米国時間)、晴れてバージョン1.0のリリースが実施された。同言語は1999年にBright氏によって取り組まれたプログラミング言語であり、6年ほどを経てバージョン1.0が公開されたことになる。

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