KDEの写真管理ソフト digiKam 0.9リリース--PC-UNIXにもポスプロツールの波

    海上忍  [2006/12/19]

    KDEのDIGIKAMプロジェクトは18日、K Desktop Environment用ポストプロダクションソフトの最新版「digiKam 0.9」をリリースした。動作には、KDE(v3.5以降を推奨)が導入済の各種Linuxディストリビューションの動作する環境が必要。コンパイル済のバイナリパッケージは、Linuxディストリビュータ経由で提供される。

    digiKam 0.9では、商用のポストプロダクションソフトを目指し、多数の機能を追加。日付やGPS情報などEXIF/IPTC対応のメタデータをフルサポート、JPEG/JFIFファイルに保存できるようになったほか、グループ化された複数の写真(アルバム)に対しコメントやタグを設定可能になった。オープンソースのRAW画像デコーダ「dcraw」を利用し、200種以上のプロプライエタリなファイルフォーマットにも対応している。

    各種機能を追加するKIPIプラグインも拡充、JPEGファイルのロスレス変換や、CD/DVD-ROMへのアルバムの保存、GPSの移動情報を記録したGPXファイルとの連動、16ビットカラーに対応した各種画像編集機能が強化された。外部プロジェクトとして展開中のDigikamImagePluginsに対応する、新しいプラグインアーキテクチャも実装されている。

    デジタルカメラの普及に従い、撮影後の写真を管理/調整する「ポストプロダクションソフト」に注目が集まっている。明確な定義はないものの、写真を単体の加工対象の素材と捉えるフォトレタッチソフトや、閲覧/印刷を主眼とした写真管理ソフトとは異なり、比較やレート付け、RAW現像など撮影後の作業環境として本格的な機能を備えていることがポストプロダクションソフトの特徴。商用製品にはAppleの「Aperture」、Adobeの「Lightroom」(現状パブリックベータリリース)、フリーソフトウェアにはdigiKamのほか、Gnomeプロジェクトの「F-Spot」などがある。

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