インテル、MS、ビットワレット、VistaノートでFeliCaを活用した実験を実施

    一戸重樹  [2006/12/07]

    インテル、マイクロソフト、ビットワレットの3社が参加する「スマートデジタルライフ(SDL)推進プロジェクト」は7日、同プロジェクトの進捗状況や、埼玉県川口市において8日から開始される、非接触型ICカード技術「FeliCa」と、PCを活用したシニア向けの実証実験について説明を行った。

    スマートデジタルライフ推進プロジェクトの進捗状況を説明するインテルの宗像義恵氏

    SDL推進プロジェクトは、FeliCaとPCやその他情報端末を活用し、個人認証や安全かつ利便性の高い決済方法による電子商取引の発展や普及を目指すため6月より開始された。なお、インテル、マイクロソフト、ビットワレットの3社のほか、6月13日時点で35の団体・事業者が同プロジェクトの主旨に賛同している。

    設立当初の目標として、1年後にFeliCa対応のオンラインサービスを2倍、FeliCaリーダ・ライタ搭載PC、および外付けリーダ・ライタの出荷数を3倍、FeliCa決済によるオンライン取引高を2倍に増やすことが掲げられていた。

    進捗状況の説明の中で、オンラインサービスは12月1日の時点で3,000サイトが稼働しており目標の2倍をクリアしたこと、リーダ・ライタの出荷数は目標の約25%、オンライン取引高については目標の約60%をクリアしていることが語られた。

    プロジェクトは順調に推移し、オンラインサービスの目標値は早くもクリアした

    状況説明に続き、2006年12月8日~2007年3月7日の期間、埼玉県川口市のマンションに住む30世帯に、EdyのカードとFeliCaポートを内蔵したノートPCを配布して利用してもらう、実証実験を開始することが紹介された。

    実証実験は40代~60代を中心としたシニア層をターゲットとしており、実験を通じて、シニア世代の生活がより便利になるIT利用モデルを提案するとともに、新たなシニア向けPCプラットフォームを開発するためのデータが集められる。

    実験で使用されるPCについての詳細なスペックは説明されなかったが、OSはWindows Vistaの評価版で、CPUはCore 2 Duoが搭載される。また、パームレスト部にはFeliCaポートが内蔵され、画面の操作は液晶ディスプレイに搭載されているタッチパネルを指で触って直接行えるようになっている。

    埼玉県川口市で実施される実証実験で使用されるPCにはWindows Vistaの評価版がインストールされる

    PCは電源を入れると専用のポータル画面が表示されるようになっていて、EdyカードへのチャージやEdyで決済できるオンラインショップの利用のほか、地域に関する情報などが閲覧できるとのこと。

    実証実験で使用されるノートPCの製造メーカーはソニー。液晶にはタッチパネルが搭載され、表示されるポータル画面のアイコンを指で直接触って操作できる

    右手側のパームレスト部にはFeliCaポートが内蔵されている

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