Windows互換ReactOS、Intel Macサポート - BootCampとParallelsで動く

    海上忍  [2006/12/06]

    ReactOS Foundationは米国時間の5日、Windows互換環境を目指して開発中の「ReactOS」がIntel製CPUを搭載したMacintosh(以下、Intel Mac)に対応したことを明らかにした。現時点では開発者向けビルドでの動作が確認されているが、正式対応は12月下旬の公開が予定されている次期バージョンのReactOS 0.3.1以降となる。

    ReactOS 0.3.1では、従来からサポートされているPCアーキテクチャのマシンのほかに、現在パブリックベータ版が公開中のデュアルブート環境支援ツール「BootCamp」が導入されたIntel Mac、またはIntel Mac用仮想ソフトウェア「Parallels Workstaion for Mac」を実行環境としてサポート。これまでは起動できなかったが、Intel Macのブートローダが抱える不具合の発見により、問題が解決されたとのこと。

    ReactOSは、Windowsとバイナリ互換を目指し開発中のオープンソースのOS。プロジェクト発足当初はWindows 95のクローンを目標としていたが、後にNT系へと対象を変更。カーネルや基本的なドライバはプロジェクト内部で、アプリケーションフレームワーク(Win32 API)部分についてはWINEプロジェクトと協力するという体制で開発が進められてきた。動作するWindows用アプリケーションは少数だが、公開中の互換性データベースによれば、ベンチマークソフトとして知られるSuperPiは5段階評価のうち最高の「5」、アーカイバのWinRARは「4」 、Mozilla Firefox 1.5は「3」をマークするなどの実績もある。

    あわせて公開された開発ロードマップによれば、Windows NT 5.x/6系と50%の互換性を備えた新カーネルを採用したReactOS 0.4が、2007年中にリリースされる見込み。2007年から2008年には、カーネルの互換性を70%にまで向上させたReactOS 0.5をリリースし、現在アルファの開発ステージをベータに乗せたいという意向を示している。

    Windows互換を目指す「ReactOS」がIntel Macで動く

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