デルとシマンテックが提携、"SecureExchange"発表

    又江原恭彦  [2006/12/05]

    電子メールシステム周辺の課題として、ウィルス対策やスパムメール対策、コンプライアンス対応のための監査、バックアップ対応などは既知の課題として頻繁に取り上げられているが、導入する企業側の視点としてエンタープライズレベルの電子メールシステムおいては、「全体を統括して対応できるソリューションベンダーが少ない」という点がある。つまり、「メールについては対応できるが、バックアップ関係は対応外」といった例である。

    今回リリースされたソリューション「SecureExchage」は、デルとシマンテックが提携して、Microsoft Exchange Serverをベースとしてメールシステムに包括的なソリューションを提供するものである。「SecureExchage」ではデルのPowerEdgeサーバ、PowerVaultストレージ、Dell|EMC共同開発ストレージ、そしてシマンテックのSymantec Mail Security 8200シリーズ、Symantec Mail Security for Microsoft Exchange、Symantec Enterprise Vault及びBackup Execの各プロダクトを、コンサルティングから、全体設計、構築までを一環してサポートする。全体的なイメージ例は下図のようになる。

    フロントエンドではSymantec Mail Securityを中心に、メールシステムの規模に応じた安定したメールの送受信基盤を構築し、アーカイブエリアではコンプライアンス対応を主な目的としたメールデータの保管・管理・ストレージコスト削減を実現、バックアップリカバリエリアではメールシステムインフラそのものの復旧を容易にする機能の構築が実装されている。このイメージをベースに顧客ごとの特性に合わせた構成設計・構築・移行を実施していく。

    個々のプロダクトによるソリューションは既存の国内パートナーの協力のもとで販売・サポートされてきた。しかし、「SecureExchage」に関しては、デルとシマンテックが主導して導入を行い、パートナーの教育も並行して実施していく。パートナーが設計から構築、運用をサポートできる状況まで育成し、国内のエンタープライズ系メールシステムのソリューション体制を構築していく。

    既に国内では外為どっとコムなど、数例の導入実績があり、将来的なJSOX対応ブームをにらんだソリューション、体制強化が今後も行われていく。

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