BitTorrent、ネット配信でFOX、カドカワピクチャーズUSA等と提携

    Yoichi Yamashita  [2006/11/30]

    米BitTorrentは11月28日(現地時間)、20th Century FoxやParamountなど複数の大手エンターテインメント企業と映画やテレビ番組配信で提携したことを発表した。

    BitTorrentのプラットフォームを通じた動画配信に合意したのは、20th Century Fox、G4、カドカワピクチャーズUSA、Lionsgate、MTV Networks、Palm Pictures、Paramount Pictures、Starz Media。配信予定のタイトルには、「X-MEN:ファイナル ディシジョン」「M:i:III」「リング」「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」「24」「サウスパーク」などが含まれる。BitTorrentは今年5月に米Warner Bros. Home Entertainment Group、同7月に独立系の4社からも同様の契約を獲得している。

    BitTorrentのコンテンツ配信サービスは2007年2月開始を予定しており、ビデオのほか、音楽やゲームも提供される。ビデオはPCにダウンロードし、PCまたは携帯プレーヤーで視聴する。映画タイトルはダウンロードして所有できるDownload-to-Own (DTO)またはレンタル形式のVideo-on-Demand (VOD)で提供され、テレビ番組はDTOでの購入のみとなる。今回契約した企業の中では、Palm Picturesが劇場やDVDリリースよりも先にBitTorrentで映画を公開する計画を明らかにした。

    今年9月にAppleがiTunes Storeで映画配信を開始、Amazon.comも「Amazon Unbox」という動画配信サービスを開始した。BitTorrentの発表前日には米Wal-MartがDVD販売にオンライン映画配信を組み合わせたユニークなサービスを発表した。またTime Warnerもニューヨークで開催中のReuters Media Summitにおいて、CEOのRichard Parsons氏が映画配信サービスの計画を明らかにした。ダウンロードした映画をユーザーがDVDに書き込めるようにするという。

    オンライン動画配信は群雄割拠の状態であり、映画やテレビ番組のコンテンツをそろえてネットで配信するだけでは競争を勝ち抜けない。BitTorrentはP2P技術を土台にした効率性をアピールしており、より高品質なコンテンツを高速に提供できるとしている。

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