近藤科学、KHRシリーズに最上位モデル「KHR-1HV」を追加

    大塚実  [2006/11/28]

    近藤科学は28日、同社2足歩行ロボットキット「KHR」シリーズの最新モデルとして、軸旋回ユニットなどを標準搭載した「KHR-1HV」を発表した。今年5月に発表した「KHR-2HV」の機能強化版となっており、同シリーズの最上位モデルとなる。価格はオープンプライス(参考価格は12万6,000円)で、12月中旬の発売を予定している。

    新発売の「KHR-1HV」。より人間に近い動作が可能となった

    同社は2004年6月に初代の「KHR-1」を発売。10万円台前半というこれまでになかった低価格でヒット商品となり、今年5月には高電圧(HV)タイプのサーボモーターを採用してさらに価格を下げた新型機の「KHR-2HV」を投入していた。

    新製品の名称は「KHR-1HV」となるが、ベースとなる機体はこのKHR-2HVの方で、それに旋回軸ユニットや各種オプションが付いた形となる。KHR-2HVからの主な変更点は以下の通りとなる。

    軸旋回ユニットの搭載で足の自由度が増した

    従来のKHR-2HVでは、足は前後左右に動かすことはできたが、旋回軸がなかったために、例えば人間のように足先を逆"ハ"の字に置くようなことはできなかった。新製品は足の付け根に軸旋回用のサーボモーターが追加されており、より人間に近い動きをさせることが可能。これに伴い、自由度は従来の17から19に増え、身長も353mmから377mmと高くなっている。

    足の付け根のボディに埋まっている部分が旋回軸。これにより、足を開く動作ができる

    肩サーボの変更で可動範囲が広くなった

    肩関節のサーボモーターが、従来の「KRS-788HV」から、「KRS-4024S HV」に変更となった。KRS-788HVは最大動作角度が180度だったため、KHR-2HVでは腕を後ろに振り出すことができなかったが、KRS-4024S HVはこれが同260度となり、可動範囲が大幅に広くなった。それ以外の関節には、これまで通りKRS-788HVが採用されている。

    各種オプションの標準装備

    KHR-2HVではオプションだった「バスタブソール」、大容量バッテリの「ROBOパワーセルHV Dタイプ」(800mAh)が標準装備された。また、コントロールボードも「RCB-3」(末尾の"J"がとれたフル機能版)になったほか、フロントカウルとボードカバーもカーボンカラーのものが採用されている。

    そのほか「教示機能」など、ベースとなる機能はKHR-2HVと同様。キット内容は、軽量アルミ合金フレーム(アルマイト処理済み)、強化樹脂成形サーボアーム、旋回軸ユニット、バスタブソール、コントロールボード「RCB-3」、サーボモーター(KRS-788HV×17、KRS-4024S HV×2)、ROBOパワーセルHV Dタイプ(10.8V-800mAhニッケル水素バッテリ)、AC100V専用充電器、プログラミングソフトCD-ROM(マニュアル収録)など。

    パーツ一覧。サーボモーターの右端にあるのが肩に使われる「KRS-4024S HV」だ

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