秋葉原にタイプ音の嵐 - 毎日パソコン入力コンクール全国大会開催

 

11月23日、秋葉原のデジタルハリウッド大学を会場に第6回毎日パソコン入力コンクール全国大会が行われた。この大会は、毎日パソコン入力コンクール6月大会と10月大会で全12部門の上位5位までの入賞者に出場権が与えられるもの。全国1,271会場、56,362名もの参加者の中から、この全国大会への出場権を得た143名が秋葉原に集まった。

毎日パソコン入力コンクールは、多くの人たちがコンピュータなどのIT機器を道具として自由に使いこなせるような社会建設を目指す国のIT新改革戦略の実現、IT教育の普及・促進を目的として行われている。2001年から始められたこの大会は今回が6回目。部門や年齢別に全12グループでそれぞれの技術を競い合う。

大会には個人参加のほか団体参加も可能で、全国の小学校、中学校、高等学校、大学、また海外の日本人学校、全国のパソコンスクールや塾などからも参加があるという。タイピングの技術を得点で競い合うだけではなく、幼児や小中学生へのIT教育の奨励と育成も大会の目的となっている。個人、団体ともに参加者は毎年増加傾向にあるという。今回の約56,000人の参加者のうち約3万人程が繰り返し参加と"リピーター"率が高く、最年少が3歳、最年長が83歳と年齢層も幅広い。

当日は厚い雲がかかりコートが必要な寒い朝となったが、受け付けが始まった会場ではごったがえす参加者の熱気があふれていた。競技が行われる部屋には30台のパソコンが設置され、各席には競技用のキーボードが2種類ずつ用意されている。今年は参加者の自前キーボード持ち込みは禁止で、用意されたものからいずれかを選択して競技を行うかたちに変更されている。

競技用のキーボードとディスプレイが並ぶ机。キーボード持ち込みは禁止されたが、アームレストを持ち込む人はいたようだ

競技は部門別に6回にわけて行われた。第1回目は和文B(高校生・一般)と和文Aの中学生の部。これはいわゆる普通の日本語入力で、和文Bの課題は毎日新聞の社説から、和文Aの中学生の部は中学校の国語の教科書から引用された文章となる。この課題文の事前公表が行われなかったことも前大会からの変更点だ。

第1回目の競技には27名が参加。競技開始前に、キーボードのタッチを確かめたりIMEの設定を確認するため3分間の練習時間が与えられる。そして競技用のプログラムを起動し、一斉に入力が開始された。

音声がダウンロードできます。
競技中のタイピング音 (MP3形式 564KB 24秒)

競技用プログラムの入力画面がみるみるうちに文字で埋まっていく。そして規定時間になるとプログラムが自動的に終了し、競技結果送信の画面が現れる。各自がサーバへ結果を送信して、競技終了となった。

2回目は和文Bの小学生低学年/高学年の部、3回目は数字・記号など、部門ごと分かれて力を競い合った。6回目までの競技が同様に実施され、朝から開始された競技は、昼過ぎに終了となった。

子どもの競技中に、小さな窓から中の様子をのぞき込む父兄の姿も

隣の待機室では、2つのスクリーンに競技が行われている部屋の様子が映し出されていた。中には持参したノートパソコンとキーボードで練習をしている人も。広い部屋だが、ここに入りきらないほどの人が集まっていた。子どもの出場に家族総出で来場するケースも多いようだ。

関西弁の会話も聞こえた。遠く北海道や沖縄から来場した人も

午後は表彰式が行われた。コンクールの最優秀賞となる内閣総理大臣賞を受賞したのは、和文B部門の隅野貴裕さん(東京都・会社員)と英文部門の谷口光さん(京都府・会社員)。和文Bの隅野さんはなんと6連覇だということだ。同時にマイクロソフト賞としてMicrosoft Office Professional 2007 、PFU賞としてScan Snapが贈られた。

受賞者インタビュー。谷口さん(左):今後も1位を守りたいです / 住野さん:毎年この時期になると気持ちがひきしまります

学校賞は大阪府立住吉高等学校。最優秀学校賞として優勝旗が授与されたほか、セイコーエプソン賞としてオフィリオプロジェクター「EMP-1710」とオデッセイコミュニケーションズ賞としてIC3ベンチマーク e-ラーニングライセンスが贈られた。

学校賞受賞の大阪府立住吉高等学校。大きな優勝旗が手渡された

この他、各部門の優勝者には、厚生労働大臣賞、経済産業大臣賞、文部科学大臣奨励賞、総務大臣賞などの特別賞と、オデッセイコミュニケーションズ賞、キヤノン賞、東芝賞、ジャストシステム賞、パイオニア賞、マイクロソフト賞などの賞品が授与された。また、各部門2位には東プレ賞、PFU賞のキーボードが贈られた。

各部門上位入賞者と大会役員

授賞式において、毎日新聞社デジタルメディア局部長小野田正利氏が「ワープロが"清書機"だった頃と比較して、現在はパソコンで文章を書くことが"自分の考えを伝える"ためのものになっており、速く正確にタイプできることが今後必ずプラスになる」と述べた。

同コンクール次回開催は「2月Web大会」となる。12月1日(金)より課題練習用ソフトの配信、参加申込み受付が開始される。Web大会では全国大会への出場権は与えられないが、段級位認定を受けることができる。自宅からインターネットでの参加が可能なので、ウデに覚えのある人は挑戦してみてはいかがだろう。

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