日本語環境一新! Vine Linux 4.0 - カーネルは2.6系に

Project Vineは22日、Linuxディストリビューション「Vine Linux 4.0(Latour)」を正式にリリースした。メジャーバージョンアップは2004年8月にリリースされたVine Linux 3.0以来、約2年3ヶ月ぶり。対応プラットフォームはIntel x86搭載機、およびPowerPCを搭載したMacintoshシリーズの2種類。追加パッケージ集のVinePlus/4.0も同時公開、aptなどのツール経由で提供される。

Vine Linux 4.0では、従来の2.4系に代わりバージョン2.6系のLinuxカーネル 2.6.16.29を採用。SMP環境とUP環境が一本化され、1つのカーネルイメージで複数のCPUを認識できるようになった。x86プラットフォーム向けにはカーネルモジュールパッケージが追加され、無線LANカードなど周辺機器のサポートも改善。ブートローダがLILOからGrubに変更(x86版のみ)されたほか、HTTP/FTPインストール時もGUIを使用可能になるなど、インストーラの強化も図られている。

デスクトップ環境も一新、GTK+ 2.8ベースで構築されたGnome 2.14.2を採用。日本語フォントにはフリーのVLゴシックフォントファミリを収録、GUIのほかTeX環境にも標準のフォントとして使用される。日本語入力システムも、従来のCannaとkinput2の組み合わせに代わり、かな漢字変換エンジンにはAnthy、入力システムにはSCIMを採用した。

一新されたデスクトップ環境。VLゴシックフォントファミリは「Project Vine」代表の鈴木大輔氏が開発するフォント

ログイン画面。なお、テーマはGNOME/GTK+テーマからClearlooksベースのVine Linuxテーマに変更された

ウインドウシステムは、X.Org X11R6.9.0+バックポートドライバという構成。最新リリースのX11R7.1系列の機能は提供されないものの、Intel 8xx/9xxの内蔵グラフィックスチップによるワイド画面の表示をサポートするほか、ATIやNVIDIAなど主要ベンダ製グラフィックチップのドライバを更新した。

Vine Linuxは、充実した日本語環境に定評を持つLinuxディストリビューション。今回公開された無償版のほかに、各種日本語フォントなどを同梱した製品版「Vine Linux 4.1 CR」が2007年前半に日本ブレインウェアから発売される予定。

Project Vine代表の鈴木大輔氏は「今回はβテスト中とリリース直前に2度のサーバトラブルに見舞われ、スケジュールに大きな影響を受けた。しかしながら、3カ月近い期間をかけてテストを行ってきたおかげで、予想よりはリリースが遅れずに済んだ。またテスト期間が延びたことで、より多くの要望や修正を反映できたことは逆に幸いだった。今回のVine Linuxとしての目玉は、ついに(ようやく?) kernel-2.6を採用したことと、私が作っているVLゴシックフォントをさざなみフォントに替えて標準フォントとして採用したこと。VLゴシックフォントは、商用フォントの足元にも及ばないが、英数かな文字にクオリティの高いM+ FONTを採用したことで、フリーのフォントとして比較的視認性の高いものに仕上っていると思う」とコメントしている。



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