InterBase派生のフリーなRDBMS"Firebird"、2.0がリリース

    海上忍  [2006/11/13]

    Firebirdプロジェクトは12日、プラハで開催された「Firebird Conference」会場において、オープンソースのリレーショナルデータベースシステム(RDBMS)の最新版「Firebird 2.0」をリリースした。対応プラットフォームはWindowsのほか、LinuxなどPOSIX互換のシステム。ライセンスにはMozilla Public License 1.1と同条件のInterBase Public License(IPL)を適用、自由な改変と商業利用が許されるオープンソースソフトウェアとして配布される。

    今回のバージョンでは、40bitのレコード番号に対応、30GBのサイズ制限が撤廃されたほか、インデックス長がページサイズまで使用できるよう拡張された。CREATE SEQUENCEやEXECUTE BLOCK、CROSS JOINが使用可能になるなど、構文の拡張も行われている。ハードウェアサポートも進展、AMD64およびIntel EM64T上で動作するLinux用バイナリも提供されるなど、64bitプラットフォームへの対応が強化された。

    Firebirdは、Borlandが開発/販売していた「InterBase 6.0」を直接の起源とするRDBMS。InterBase 6.0は2000年7月にIPLのもとソースコードが公開され、Firebirdという名称のオープンソースプロジェクトが発足。商用製品をベースにしていることから安定性に優れ、異種アーキテクチャ間においても同一バージョンであればDBファイルの互換性が維持されるという特徴を持つ。

    2004年リリースのバージョン1.5では、ソースコードをCからC++に書き換えたうえ、インデックス数の拡張やクエリースピードの向上など機能強化が図られた。なお、Borland社の方針変更に伴いInterBase 6.0以降はオープンソース路線が放棄され、現行バージョンのInterBase 7.5までプロプライエタリな製品としてリリースされている。

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