もう1つのPPCプラットフォーム「PegasosPPC」の終焉 -Amiga安住の地は遠い?

 

米Genesiが販売するPowerPCベースのプラットフォーム「PegasosPPC」の出荷が、次回分をもって終了する。Genesiに勤務する2人の技術者、Bill Buck氏とRaquel Velasco氏が管理するブログ上で明らかにされたもの。今回の決定により、Amiga OS 3.1と一部互換性を持つMorphOS、および正統な後継OSとして開発中のAmiga OS 4.0をサポートする現行ハードウェアが消える。

PegasosPPCは、PowerPC G3/G4ベースのプラットフォーム。マザーボードのフォームファクタにはMicroATXを採用、ファームウェアにはPowerPCベースのMacintoshと同じOpen Firmwareを使用するほか、バスにはPCIとAGP、外部ポートにはUSBとIEEE1394を用意するなど、高い汎用性を特徴としている。MorphOSとAmiga OS 4.0のほか、Gentoo LinuxやNetBSDなどPC-UNIXが動作するほか、10月にはOpenSolarisが起動可能になるなど、動作可能なOSの種類も多い。

一方、販売元の米Genesiは、11月1日付けでPegasosPPCの後継となるプラットフォームを発表。Freescaleによるe600ベースのデュアルコアCPU「MPC8641D rev2.0」を搭載するなど、CPUアーキテクチャが一新されている。当初サポートされるOSとしてLinuxが挙げられているものの、Amiga OS 4.0についてはコメントされていない。

Amiga OS 4.0をサポートするハードウェアには、PowerPC拡張ボードを搭載したA4000/A1200のほか、PegasosPPCとAmigaOne/Micro-A1がある。後二者はPowerPCネイティブの環境であり、Amiga OS 4.0のメインプラットフォームとして期待されていたが、AmigaOne/Micro-A1はチップセットの製造を担っていたMAI Logicの倒産に伴い製造中止に。Amiga OS 4.0をサポートする生産中のハードウェアは、PegasosPPCのみという状況が続いていた。

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