米IBM、開発ツール「Lotus Expeditor」を発表

Junya Suzuki  [2006/11/02]

米IBMは11月1日(現地時間)、Eclipseベースの開発ツール「Lotus Expeditor」を発表した。既存のアプリケーションやコンポーネントを組み合わせ、SOA(Service Oriented Architecture)環境上でLotus製品全般を縦断した統合アプリケーションの開発が行える。またLotus Mobile Connectを組み合わせることで、携帯電話などのモバイル端末や出先からのアクセスなど、場所を問わずにいつでも社内リソースに安全にアクセスできるシステムを構築できる。ExpeditorとMobile Connectの提供開始は2006年内を予定しており、製品が提供された段階で価格等の詳細が公開される。

一般に製品プラットフォームが異なれば、その上で動作するアプリケーションのプログラミング環境も異なってくる。多くの場合、それらアプリケーション間での通信やメンテナンスのために開発者は労力を割くことになる。Lotus Expeditorは、こうした開発における共通プログラミングモデルを提供するもので、Lotus Sametime 7.5、Websphere Portal 6.0、また間もなく登場が予定されている次世代Lotus Notes(開発コード名:Hanover)など、Lotus製品全般をサポートする。またSOAをサポートすることで、企業システム内の他の既存アプリケーションとの連携が容易になるほか、Mobile Connectの導入によりモバイル端末からの情報リソースへのアクセスが容易になるなど、フレームワークの整備にとどまらない拡張が可能になる。

Lotus Expeditorでは、Eclipseのプラグインとして提供される開発ツールキットにより、Webアプリケーションの開発を容易にするウィザードや、開発をスピードアップするためのテンプレート群などが提供される。また複数のアプリケーションを組み合わせたり、マッシュアップの形態で1つの統合ビュー上に同時表示させるといった仕組みを、Webブラウザや通常のリッチクライアント、各種端末など、さまざまなデバイス上で実現できる。モバイル機能が強力な点も特徴で、モバイル端末からのアクセスでもユーザーの権限に応じて細かくアクセス制御を設定したり、SametimeのInstant Messaging(IM)機能をオンライン/オフライン問わずに利用できたりと、より安全で柔軟なアクセス環境を提供する。

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