Seagate、暗号化技術「DriveTrust」でHDDベースの情報保護強化

    Yoichi Yamashita  [2006/10/31]

    米Seagateは10月30日(米国時間)、フロリダ州オーランドで開催中のStorage Networking World 2006において、PCやモバイル機器用のHDD(Hard Disk Drive)セキュリティプラットフォームについて説明した。「高レベルのセキュリティを、シンプルに、そして低コストで導入できる」としている。2007年第1四半期にフルディスク暗号化に対応したノートPC用HDDをリリースする計画だ。

    同社のセキュリティプラットフォーム「DriveTrustテクノロジ」は、ハードウエア・ベースの堅固なセキュリティに、対応アプリケーションを柔軟に追加できるプログラミングモデルが組み合わせられている。標準的なHDDと同じように扱える使い勝手の良さも特徴の1つで、セキュリティ機能を有効にするためにコンフィギュレーションを追加する必要はない。パスワードを設定するのと同じようにユーザーを登録すれば、あとはDriveTrustがドライブ内で透過的に実行される。データはAESに準拠した暗号化で保護され、データへの不正アクセス、HDDやシステムの紛失や盗難によるデータ漏洩を防ぐ。

    ドライブ・レベルのハードウエアベースのセキュリティであるため、パッチやアップデートは不要だ。Seagateは「(インストール後は)信頼できるセキュリティを安定して利用しつづけられる」とアピールしている。対応ドライブに記録された情報は迅速に完全消去できるため、HDDの再利用や廃棄の際のデータ消去のコストを削減できる。

    同社はノートPC用「Momentus 5400 FDE.2」とデジタル家電用「DB35」シリーズにDriveTrustテクノロジを採用しており、2007年第1四半期にはフルディスク暗号化に対応したMomentus 5400 FDE.2を発売する計画だ。パスワード入力によるHDDへのフルアクセス、さらにはサードパーティが提供する指紋認証やスマートカードを組み合わせたセキュリティ強化に対応する。

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