三洋電機、eneloop用のソーラー充電器と充電式カイロ発表

村田修  [2006/10/31]

三洋電機は31日、eneloop用のソーラー充電器セット「N-SC1S」(単三形eneloop4本付き)と、充電式の電気カイロ「KIR-S1S」を発表した。発売はN-SC1Sが11月21日、KIR-S1Sは12月1日を予定しており、価格はオープンプライス。推定小売価格は、N-SC1Sは2万円前後で、KIR-S1Sが4,000円前後。

eneloopに充電可能なソーラーチャージャーと充電式カイロ

太陽光発電は非常にエコロジー度の高い発電方法だが、一般的に、屋根の上にパネルを設置する必要があるなど、簡単に行えるというものではない。今回発表されたN-SC1Sは、これで家庭内の電力をすべてまかなうといったものではなく、同社の販売するNiMHバッテリー「eneloop」の充電を行うというシステムだ。サイズも、幅180×高さ70×奥行き160mmと非常にコンパクトで、置き場所に困ることはないだろう。ただし、防水性能はないので、屋外への設置は避けた方が無難だ。

N-SC1Sは約13×13cmのHIT太陽光電池1枚を搭載したモデル。ソーラーパネルは発電にかかるコストこそゼロだが、発電量そのものはそれほど多いとはいえず、また、日照などの条件によってもその発電量は変化する。そこでN-SC1Sでは、ソーラーパネルで起こした電力をいったんリチウムイオンバッテリーにためこみ、そこからeneloopに対する充電を行うという方法を採用している。N-SC1S内蔵リチウムイオンバッテリーへの充電は、秋で好天が続いた場合でも満充電まで約6日とかなり時間がかかる。そこからeneloopへの充電は、単三形で約150分(1~2本の場合)となっており、同社で販売しているeneloop用の急速充電器よりも充電速度は速い(N-MDR02Sの場合、2本のeneloopを充電するのにかかる時間は約230分)。

eneloopと本体に内蔵されたリチウムイオンバッテリーの充電状態は本体に装備されたLEDで見ることが可能だが、フル充電のN-SC1Sで4本の単三形eneloopへの充電を1回は可能とのことだ(1回充電してもまだ電力は残っているが、2回は不可能)。

また、N-SC1SにはUSBポートも搭載されており、USB機器への給電を行うことも可能となっている。ただし、本体に内蔵されているリチウムイオンバッテリーの容量は7,500mAh。

同時に発表されたKIR-S1Sは、リチウムイオンバッテリーを内蔵した充電式の電気カイロ。ヒーター部分には、温度が上がると抵抗値も上昇する(つまり、電気が流れにくくなる)ことで、温度の制御が可能という定温発熱体のPTCが採用されている。一度の充電で、弱モード(約41度)で6時間、強モード(約43度)で5時間の使用が可能だ。

KIR-S1Sは、eneloop搭載モデルではないが(同社によると、必要な電力を得られるだけのeneloopを搭載すると本体の厚みが増してしまうため、今回は採用が見送られたとのことだ)、繰り返し使えるというeneloop同様のコンセプトを持っており、eneloopブランドの製品として販売される。

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