MS Word/Excelの開発陣を率いたSimonyi博士、宇宙旅行へ! 特設サイトも開設

湯木進悟  [2006/10/27]

米Space Adventuresは、新たな民間人宇宙旅行者として、ハンガリー・ブダペスト出身米国人のCharles Simonyi氏が正式に選ばれたことを発表した。来年3月9日に打上げ予定のロシア宇宙船ソユーズにて、国際宇宙ステーション(ISS: International Space Station)へ8日間滞在する宇宙旅行に出発する。

Charles Simonyi氏

すでに同社は、2001年にDennis Tito氏、2002年にMark Shuttleworth氏、2005年にGreg Olsen氏を、約US2,000万ドルの旅行費用で宇宙に送り出すことに成功。また、先月中には、史上初となる女性民間人宇宙旅行者のAnousheh Ansari氏のISS滞在をプロデュースし、これまでに4回の宇宙旅行を提供してきたとされる。

Dennis Tito氏

Mark Shuttleworth氏

Greg Olsen氏

Anousheh Ansari氏

今回で5人目の民間人宇宙旅行者となるSimonyi氏は、米Xeroxのパロアルト研究所(PARC)から、1981年に米Microsoftへと入社。同社における20年間の研究開発中に、WordやExcelといったアプリケーションソフトの開発チームを率い、Director of Application Development、Chief Architect、Distinguished Engineerとして貢献したとされている。2002年8月にMicrosoftを退社した同氏は、Intentional Softwareを設立して、現在に至っている。

博士号を有する同氏は、2,000時間を越える飛行記録を保持するパイロットでもあり、ISS上では数々の実験プログラムに参加する予定が明らかにされている。同氏は「米国およびロシアの宇宙計画に活用されている高度な技術に魅了されている。エンジニアとしての視点で宇宙旅行に臨み、新たなアプローチで研究に携わっていきたい」とコメントしている。

宇宙船ソユーズ

国際宇宙ステーション(ISS)

ユーリ・ガガーリン宇宙飛行士訓練センター

なお、同氏は、今回の宇宙旅行に関する情報発信の場として、インターネット上に「Charles in Space」特設サイトを立ち上げており、今月末にロシア・スターシティのユーリ・ガガーリン宇宙飛行士訓練センターにてスタートするトレーニングを皮切りに、次々と最新情報を配信する計画も発表している。

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