既報の通り、マイクロソフトは、次期Windows OS「Windows Vista」と次期Office製品「the 2007 Microsoft Office System」の価格を発表した。同時に、Windows XPプリインストールPC購入者などに対する優待キャンペーンも発表され、Vista / Office 2007発売に向けて秒読み段階に入った。キャンペーン期間は26日から来年3月15日まで。
Vistaのラインナップは、コンシューマ向けに「Windows Vista Home Basic」「Windows Vista Home Premium」を用意。ビジネス向けには「Windows Vista Business」を提供、さらにそれぞれをすべて包含する「Windows Vista Ultimate」を発売する。
Home Basicは基本的な機能を提供するもので、Windows XP Home Editionにあたり、Vistaの特徴となる新UIの「Windows Aero」をサポートしない。BusinessはWindows XP Professionalに相当するが、メディアセンター機能は省かれている。
コンシューマ向けに対してはHome Premiumが主力になると同社。1月以降にリリースされるVistaプリインストールPCでは、Home Premium搭載がメインになる見込みだ。
価格はいずれもオープンプライスだが、税別の参考価格は、Ultimateが48,800円(アップグレード版は31,800円)、Businessが37,800円(同25,800円)、Home Premiumが29,800円(同19,800円)、Home Basicが25,800円(同13,800円)。Home Premiumのみアカデミック版が用意され、価格は19,800円。
発売は「1月には間違いなく提供できる」(Windows本部長ジェイ・ジェミソン氏)が、具体的な日程に関しては明らかにされなかった。開発は最終段階に入っており、「着陸態勢に入った」(インフォメーションワーカービジネス本部長・横井伸好氏)状態だというが、開発が完了した時点で実際の発売日は明らかにされる。企業向けの11月のリリースも予定通りになるというが、こちらの日程も明らかにされていない。
現在発売中のPCに関しては、すでに「Windows Vista Capable」ロゴプログラムとして、一定のスペックを満たしたPCでVistaが稼働することを示しているが、これ自身はHome Basicが動作することを示すもの。上位のエディションで搭載されるWindows Aeroが動作することを示す「Windows Vista Premium Ready」ロゴプログラムは、11社82モデルがリリースされるという。
また、優待キャンペーン期間中のWindows XP搭載PC・DSP(OEM版)購入者に対しては、PCメーカー側が優待価格でのVistaアップグレード版を提供する。価格に関してはメーカーに一任されているようだが、たとえばNECと日立製作所は、XP Home EditionからHome Premiumのアップグレードは14,800円で変わらないが、XP Media Center Edition(MCE)からHome PremiumへはNECが10,800円、日立が4,800円と大きな開きがある。
ジェミソン本部長は、「(優待キャンペーンにより)年末商戦を強力に推進できる。(ユーザーは年末の)休暇中に安心して買ってもらいたい」と話すが、年末商戦から1~2カ月もすればVista搭載PCが販売されるはずで、その期間を待たずに購入するユーザーがどれだけいるかは未知数だ。
また、XP Home EditionはHome BasicかHome Premium、XP MCEからはHome Premium、XP Professional / Tablet PC EditionからはBusinessにしか優待アップグレードが設定されていない。最上位のUltimateに関してはアップグレードや今後のプリインストールモデルの登場の可能性も薄い模様なので、近いうちにPCを購入したいと考えているユーザーは、さまざまな内容を検討しておく必要がありそうだ。各社の情報を参照するほか、マイクロソフトが提供する情報も参考にできる。
Office 2007に関しては、プリインストール向けの主力である「Office Personal 2007」(Word / Excel / Outlook)、さらにPowerPointを加えた「Office Standard 2007」、さらにAccessとPublisherを加えた「Office Professional 2007」、Groove / OneNote / InfoPath / InterConnectを追加した「Office Ultimate 2007」を用意。
参考価格はそれぞれ44,800円(アップグレード版は21,800円)、52,800円(同28,000円)、59,800円(同37,800円)、84,800円(同67,800円)で、ProfessionalとUltimateのみアカデミック版が用意され、参考価格はそれぞれ32,800円、39,800円。
OfficeがプリインストールPC、またはパッケージ版を優待期間内に購入した場合、Office Personal Edition 2003はPersonal 2007に、Office Professional Edition 2003はProfessional 2007に、それぞれ3,000円、またはメーカー提供の優待価格で販売される。
なお、VistaのアクティベーションはXPと同等だという。自作PCなどでパーツを交換していった場合はXPと同じ対応になる見込みだ。
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