AMD、CPU/GPUの統合プロセッサは「Fusion」

    Yoichi Yamashita  [2006/10/26]

    米AMDは「Fusion」というコードネームで、CPUとGPU(グラフィックスプロセッシングユニット)をシリコンレベルで設計統合する新たなx86プロセッサを開発する。ATIの買収完了発表の中で明らかにした。

    Fusionプロセッサは2008年後半から2009年前半に登場する予定だ。今日のCPUのみのアーキテクチャに比べて、よりワット性能に優れた機能を提供。3Dグラフィックスやデジタルメディア、ハイパフォーマンスコンピューティングなどの分野で、これまでにないユーザー体験を実現するという。また同プロセッサを通じて、特定業務の最適化を目的としたコプロセッシング・ソリューションの採用をアピールする。

    「単純により多くのCPUを基本的なアーキテクチャに追加するだけでは、多様化するx86コンピューティング環境に対応できない。パームトップからペタFLOPSまでx86スケールが広がる中、2008年以降のコンピューティングに対応するには、CPUとGPUのコンピューティング能力を引き出すモジュラープロセッサデザインが不可欠になる」と同社CTOのPhil Hester氏。

    AMDとATIは発表の中で、プラットフォーム開発やテクニカルサポートの合同チームを台湾および上海に設置することも明らかにした。同様のチームは、すでにテキサス州オースチンとカナダのトロントに設置されている。AMDは、法人向けクライアント、モバイル、ゲーム、メディアコンピューティングなど、鍵となる市場のニーズに応えるプラットフォーム・ソリューションを2007年に提供する予定だ。またデジタル融合に対する取り組みとして、デジタル家電市場向けのプロセッシング・ソリューションも強化している。

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