Skypeや音楽でつながるコミュニケーション - ソニー「mylo」

    小山安博  [2006/10/20]

    ソニーは、無線LANを使ったコミュニケーションツール「パーソナルコミュニケーター mylo COM-1」をソニースタイルや提携店で12月中旬から発売する。販売開始は12月中旬だが、製品自体は来年2月上旬に届けられる。価格は現時点で45,000円程度が予定されている。

    mylo。米国では大学のキャンパス内に無線LANスポットが設置されるのが一般的で、大学生をメインターゲットにしているらしい

    大きさ比較。携帯はauのW32H

    myloは、すでに米国では9月に発売されている小型の情報端末で、IEEE802.11bの無線LANを内蔵し、インスタントメッセンジャー(IM)などでコミュニケーションを取ることを主眼においた製品。

    IMは「Skype」と「Google Talk」を搭載。無線LAN環境でネットワークに接続すると自動的にそれぞれのアカウントに接続されるので、リストに登録した友だちの「プリコミュニケーション」(プレゼンス情報)を確認して、オンラインのユーザーがいたらすぐにメッセージを送る、という使い方ができる。Skypeはビデオメッセージの送受信には対応しないが音声通話は可能で、マイクとスピーカーを液晶の左右に配置したことで、ちょうど電話のように持ってSkype電話を利用できる。

    SkypeとGoogle Talkでのコミュニケーションに加え、SNSのPLAYLOGとの連携にも対応。PLAYLOGでmylo用のトップページを制作することも検討しているという

    友だちリストは、Skype/Google Talkいずれかがオンラインだと明るく色が変わる。写真をクリックするとSkype/Google Talkのどちらかを立ち上げられる

    このように手に持って通話できる。小型なので携帯風

    文章の入力にはスライド式のQWERTY配列のキーボードを搭載しており、メッセージの入力も手軽に行える。

    キーボードはQWERTY配列のフルキーボード。キーストロークはほとんどない

    予測変換も対応

    WebブラウザとしてOperaブラウザも内蔵。Flashには対応しないが、一般的なWebサイトを閲覧できる。特にmyloでは、SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)の更新に使われることが想定されており、IMと同様にコミュニケーションを取るための機能として位置づけられる。GmailのようなWebメールサービスを利用すればEメールを利用することもできる。

    ブラウザはOperaベース。タブブラウジングも可能のようだ

    OperaベースなのでWebサイトのフィット表示ができる

    日本だけの機能として、音楽配信サービス「mora」を運営するレーベルゲートによるSNS「PLAYLOG」との連携機能を搭載。mylo上で再生した楽曲の再生履歴をアップロードできる。PLAYLOGにコメントが書き込まれると、自動的に通知してくれる機能も備える。

    AV機能としては音楽・写真・ビデオの再生が可能。音楽再生機能では内蔵の1GBのメモリに加えてメモリースティックDuo/PRO Duoに対応。付属の音楽管理ソフト「SonicStage CP」経由で楽曲を同期させることができる。MP3 / ATRAC / WMAの再生に対応。WMAはWindows Media DRM 10をサポートしており、定額制音楽配信「Napster」についても、正式に検証はしていないものの「使えるようだ」(同社)という。なお、mylo自体はメモリースティックにDRM付きの楽曲を保存しても再生できないということだ。

    音楽再生は、本体底面のコントロールを利用する。別の機能を利用しているときでも、これを押すことで音楽再生が始まる

    ボリュームコントロールはこちら

    曲リスト

    再生中の画面。ジャケット写真の表示も可能。なお、myloは、バッテリ駆動時間を延ばすためにウォークマンに投入された「バーチャルモバイルエンジン(VME)」を搭載、スタミナ再生を実現しているという

    本体上部にUSB端子と平型のイヤホンジャックがある。リモコンが付属する

    メモリースティックDuoに対応する

    大きな特徴として音楽ストリーミング機能を搭載。アドホック接続したほかのmyloに端末内の音楽データをストリーミングとして転送する機能で、接続した別のmyloで曲を再生できる。ストリーミングのため、DRMで著作権保護された曲についても再生することができるという。

    ストリーミング再生中。上がアドホックで接続した側、下が接続された方。下の端末から楽曲が上の端末に送信される

    動画再生はMPEG-4のメモリースティックビデオフォーマットに対応。各種動画変換ツールを使うなどして転送する。画像はJPEG / BMP / PNGに対応し、スライドショー再生も可能だ。

    本体サイズは約123(W)×23.9(H)×63(D)mm、約150gと小型軽量で、2.4型QVGA TFT液晶を搭載。OSはLinux/Qtopia。日本語変換にはWnnをベースにした予測変換機能も備える。インタフェースとしてUSB、無線LANのセキュリティ機能としてWEP、WPA-PSKに対応する。バッテリ駆動時間は音楽再生で約45時間、IM待ち受けで10時間、動画再生で約8時間、Web閲覧で約7時間、Skype連続通話で約3.5時間。

    同社では20~30代半ばまでの、mixiなどのSNSを頻繁に利用し、インターネット経由のコミュニケーションを積極的に行うユーザーをターゲットとしている。

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