パイオニア、本当に久しぶりに2チャンネルアンプをリリース

    村田修  [2006/10/13]

    パイオニアは、ステレオインテグレーテッドアンプ「A-A9」「A-A6」とSACDプレーヤー「PD-D6」を発表した。発売は12月上旬で、価格は、A-A9が135,000円、A-A6が80,000円、PD-D6が80,000円。

    久しぶりに登場したパイオニア製2チャンネルアンプ。英国のレコーディングスタジオと共同で、そのサウンドを磨き込んだ「A-A9」

    SACDの高密度なサウンドを正確に引き出すプレーヤー「PD-D6」

    同社のアンプは、このところAVアンプがメインとなっており、最後にリリースしたステレオアンプは、2000年の11月発売のA-D5X。実に6年ぶり、今世紀に入って初の新モデルということになる。

    A-A9/A6は、シンプルなミドルクラスの2チャンネルアンプ。電源部分には無帰還型の回路を採用。さらに使用するコンデンサーは低ESRタイプのケミコン、整流素子はショットキーバリアアダイオードとし、レスポンスの良さを実現。この電源部分は、信号部分とはアイソレーションされている。

    出力段にはリニアリティに優れたLAPT(Linear Amplified Power Transistor)を採用している(一般的に、LAPTというとオーディオ用のパワートランジスターのことを指すと思っていたのだが、A-A9/A6に使用されているLAPTは76個のトランジスタを1チップ化したものとのことなので、一種のパワーICのようなものなのだろう)。

    また、信号経路の最適化と最短化も計られているが、それだけでなく左右のチャンネルをそれぞれ独立構造とし(グランドも別)、チャンネル間の干渉を防いでいる。そのため、スピーカー端子もシャーシの左右離れた場所に位置する。

    なお、上位モデルのA-A9にはPCとの接続も可能にするUSB(1.1)端子が装備される。

    同時発売されたPD-D6は、A-A6/A9と同様の設計に基づいた電源とシャーシ構造をもつSACDプレーヤー。低ジッターのクロックジェネレータと、1チップのDSDデコーダー、バーブラウン製(現在はTIと統合)のD/Aコンバータを搭載する(192kHz/24bit)。

    今回発表された新モデルは、同社とイギリスの録音スタジオ「Air Studio」のサウンドエンジニアとの協同で音質のチューニングが行われているとのことだ。

    なお、同モデルはA&Vフェスタ2006の会場にも展示されていたが、会場での試聴はできなかった。

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