独政府、Open Document Format採用検討 - 電子政府推進ガイドライン公表

    海上忍  [2006/10/08]

    ドイツ内務省(BMI)は4日、電子政府のための標準規格と技術使用を定めるガイドライン(Standards und Architekturen fur e-Government-Anwendungen、SAGA)の最新版、「SAGA 3.0」を公開した。文書はSAGA規格で利用が義務づけられているPDFの形式で、KBStのWebサイトから入手できる。

    SAGA 3.0では、オフィスアプリケーション用ファイルフォーマットとしてOpen Document Format(ODF)に初めて言及。「検討中」カテゴリに分類し、今後SAGA規格への採用を検討する対象に加えたことを明らかにした。Microsoftが推進するOpen XML Formatについても言及しているが、標準化が完了していないことなどを理由に、脚注への記載にとどめている。

    SAGAは、ドイツ連邦政府の電子化推進政策のもと設立された、各公共機関におけるシステム統合とデータ互換性の向上を目的とするガイドライン。政府のIT関連政策を調整するための機関「KBSt」により随時見直され、利用が義務づけられた規格を「Obligatorisch」、利用が推奨
    される規格を「Empfohlen」、採用を検討中の規格を「Unter Beobachtung」に分類したうえで公開される。ドイツ国内の公共機関は、SAGAの規定に従い行政サービスのオンライン化を進めることが求められている。

    Open Document Format(ODF)は、XMLをベースとしたオフィスアプリケーション用ファイルフォーマット。Webサービスやeビジネスなどの標準規格を策定する非営利団体OASIS(Organization for the Advancement of Structured Information Standards)により策定、フリーなオフィススイート「OpenOffice.org」標準のファイルフォーマットとして採用されているほか、日本語ワープロソフト「一太郎2006」ではODF対応モジュールの配布が始まるなど、世界的に採用が進んでいる。

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