シマンテック、「ノートン・インターネットセキュリティ 2007」発表

      [2006/09/21]

    シマンテックは21日、ウイルス対策ソフトウェア「ノートン・アンチウイルス 2007」と、統合セキュリティソフトウェア「ノートン・インターネットセキュリティ 2007」を発表した。両製品ともにパッケージ版は30日からの発売。ダウンロード版は同社直販サイト「シマンテックストア」で、発売を開始している。

    ノートン・アンチウイルス 2007

    ノートン・インターネットセキュリティ 2007

    価格は、ノートン・インターネットセキュリティ 2007 標準パッケージが8,190円、同3ユーザーパッケージが14,490円、ダウンロード版の標準は6,300円、3ユーザーが11,130円など。詳しくは下表を参照のこと。

    ノートン・アンチウイルス 2007

    ノートン・アンチウイルス 2007(NAV 2007)は、メイン画面「Norton Protection Center」のユーザインタフェースを一新。使い勝手に配慮し、PCの保護状態を簡単に確認できるようにデザインされた。また、仮に脆弱な状態であっても、原因を確認しながらの対処が可能となっている。

    また、Protection Centerから新サービス「Norton アカウント」へアクセスすることもできる。Norton アカウントは同社が提供するWebサービス。ログインすることでプロダクトキーなどの製品情報を確認することができる。「プロダクトキーはどうしても無くしてしまいがち。(Windows Vistaリリース後のタイミングなどで)PCを買い換え、Nortonを入れ替えたい時に便利な機能」と、同社シニア リージョナル プロダクト マーケティング マネージャ・風間彩氏。

    Norton Protection Center

    Norton Protection Centerでは新たに「セキュリティ履歴」機能を搭載。NAVの活動や検知したマルウェについて、より詳細な情報が得られる。

    「セキュリティ履歴」。危険度、活動・脅威のタイトルとその処置結果、日時などが表示される(左)。画面右の「詳細」ボタンをクリックすることで、詳細情報が確認できる(右)

    マルウェア対策機能としては、VeritasのVxMS技術を採用しrootkit対策を強化。カーネルモードのrootkitの検知にも対応したとする。また、同社セキュリティ・レスポンスのシニアマネージャー・Kevin Hogan氏も指摘しているとおり、ウイルスの作者は、しばしばパッカーを用いてマルウェアをパッキングし、セキュリティソフトの検知を逃れようとするが、NAV 2007ではこうした脅威への対応も強化した。

    また、パフォーマンスの向上も図られており、ブート時間が33秒、使用メモリが10-15MB、ユーザインタフェースの反応速度が1.7秒と、時間の短縮化、リソースの削減を実現したという。

    ノートン・アンチウイルス 2007の製品ラインナップと価格は下表の通り。

    パッケージ版 標準パッケージ 6,195円
    3ユーザーパッケージ 11,340円
    スモールオフィスパック 5ユーザー 17,325円
    スモールオフィスパック 10ユーザー 32,130円
    シマンテックストア ダウンロード版 標準 4,935円
    更新サービス2年付き 9,240円
    3ユーザー 9,030円
    スモールオフィス 5ユーザー 13,650円
    スモールオフィス 10ユーザー 25,200円
    アップグレード標準 4,725円
    アップグレード3ユーザー 8,715円
    アップグレードスモールオフィス 5ユーザー 13,230円
    アップグレードスモールオフィス 10ユーザー 24,150円

    ノートン・インターネットセキュリティ 2007

    ノートン・インターネットセキュリティ 2007(NIS 2007)は、ウイルス対策、フィッシング詐欺対策、ファイアウォール機能などを備えた統合セキュリティ製品。

    2006年版まではスパム対策や保護者機能なども提供されていたが、2007年版では提供されない。しかし、NIS 2007から除かれた諸機能は、アドオンパックとして無料で提供される予定だ。ただし、現時点ではまだ提供されていない。NIS 2007にも搭載されるメイン画面「Norton Protection Center」を通してダウンロードするのか、あるいは同社Webサイトから直接ダウンロードするのか、提供形態は「現在検討中だが、近いうちに発表できるだろう」(風間氏)とのことだった。

    NIS 2007にもNorton Protection Centerが採用された。PCが完全に保護されていない状態の場合、画像にあるように「今すぐに解決」ボタンをクリックすることで、原因を確認しながらセキュアな状態にすることができる

    NIS 2007にはNAV2007の全機能が統合されているため、NAV2007と同様となっている。

    フィッシング詐欺対策では、ブラックリスト方式によってフィッシングサイトへのアクセス遮断をする。しかし、フィッシングサイトの多くは立ち上げ後、数時間で閉鎖してしまう。その間にフィッシングサイトの定義ファイルとも言えるブラックリストを更新しないまま、アクセスしてしまうことも考えられる。こうした事態を想定し、同社は2005年に買収したWholeSecurityの技術を用いて、ユーザーが訪れるWebサイトにヒューリスティック技術を適用し、サイトのURL、コンテンツ、レイアウトの分析などを通して、サイトの危険度を判断する。こうしたブラックリスト方式とヒューリスティック技術の併用は、同社が今秋発売を予定している「Norton Confidential」でも採用されている。

    ファイアウォール機能には大きなアップデートがあった。2006年版までは、正常・異常な通信に関わらず、何らかの通信が合った場合にファイアウォール機能がポップアップで警告を表示し、ユーザーが自身の判断で設定する必要があった。NIS 2007では「スマートファイアウォール」を新搭載し、こうした設定を自動化する。風間氏は「インターネットには既知の脅威だけでなく、未知の脅威も存在する」とした上で、個々の脅威についてユーザー自身が判断するのではなく、シマンテックが判断して自動設定し、ユーザーを保護するのだという。

    ノートン・インターネットセキュリティ 2007の製品ラインナップと価格は下表の通り。

    パッケージ版 標準パッケージ 8,190円
    3ユーザーパッケージ 14,490円
    スモールオフィスパック 5ユーザー 28,350円
    スモールオフィスパック 10ユーザー 53,025円
    シマンテックストア ダウンロード版 標準 6,300円
    更新サービス2年付き 11,340円
    3ユーザー 11,130円
    スモールオフィス 5ユーザー 21,735円
    スモールオフィス 10ユーザー 40,950円
    アップグレード標準 5,985円
    アップグレード3ユーザー 10,500円
    アップグレードスモールオフィス 5ユーザー 20,685円
    アップグレードスモールオフィス 10ユーザー 38,850円

    同社は新製品の発表に合わせ、同日、記者発表会を開催した。米SymantecのConsumer Products and Solutions担当Group President・Enrique Salem氏、シマンテック代表取締役社長・木村裕之氏らが出席し、コンシューマ事業にかける意気込みと次世代セキュリティサービスを説明した。

    (記者発表会の模様は追って掲載いたします)

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