ペンタックス、ボディ内手ブレ補正内蔵1020万画素の「K10D」発表

 

ペンタックスは、ボディ内手ブレ補正機能「SR」(Shake Reduction)と有効1020万画素のCCDを搭載した、防塵防滴のデジタル一眼レフカメラ「K10D」を10月下旬から発売すると発表した。価格はボディのみで12万前後、レンズキットは正式には用意されていないが、店舗によってはDA18-55mm F3.5-5.6を付属して販売する場合もあるという。

1020万画素CCDに手ブレ補正機構を搭載

同社のボディ内手ブレ補正機能を搭載したデジタル一眼はK100Dに次ぐ、2モデル目。1000万画素モデルとしては、K100D発表前から各種イベントなどで参考出品されていた。

なお、K10Dは中級機として位置づけられており、初代*istDの後継機としている。*istDSや*istDLについては、市場在庫が残っている限り併売するという。

K10Dは総画素数1075万画素、有効1020万画素のCCDを搭載したデジタル一眼レフ。K100Dに引き続きボディ内手ブレ補正機構を搭載し、補正効果はシャッタースピード換算で約2.5~4段分と、K100D(約2.5~3段)よりも向上している。CCDはソニー製で、各仕様や外観などから、ニコン D80、ソニー α100などと同じCCDと見られる。

ボディシャーシにはステンレス、外装素材にはエンジニアリングプラスチックが採用された。また、シャッターボタンや各種操作レバーなど72カ所にシーリングを施し、防塵防滴を実現している。防塵防滴レベルに関しては、「一般的な屋外」での使用を想定しているという。

マウントは従来どおりだが、超音波モーターに対応

背面のボタンはペンタックス流。ダイヤル風のスイッチが目を引く

右肩には液晶パネルを装備。シーンダイヤルは持たない

「RAW」ボタンは一時的にRAWで撮影するためのもの。メディアはSDメモリーカード

K10Dに使われている有効1020万画素CCD

上がα100、下がD80のCCD。K10Dも同じものだと思われる

超音波モーター駆動レンズに対応

レンズマウントは超音波モーター駆動レンズに対応した新開発のKAF2で、従来のKAF、KA、Kマウントレンズおよび、アダプターの使用でスクリューマウントレンズや、645、67用レンズも装着可能。これらのほとんどのレンズで手ブレ補正機能が使用できる。画角はレンズ表記の焦点距離の1.5倍となる。なお、超音波モーターを採用したレンズの発売予定は未定としている。

また、新たに手ブレ補正機構を利用したゴミ取り機能「DR」(Dust Removal)を搭載している。手ブレ補正機構を利用し、CCDを3回上下動させることでゴミを振り落とす仕組み。振り落としたゴミはSRユニット下部に用意された粘着シートに吸着し、再付着を防ぐ。

ファインダーには、ガラスペンタプリズムを採用し、視野率95%、倍率0.95倍を実現している。また、フォーカシングスクリーンには「ナチュラルブライトマットII」を採用した。AF測距ポイントはK100Dと同じ配列の11点だが、中央部9点はクロスセンサーが奢られている。測距点のオートのほか、中央1点か任意の位置に変更可能。フォーカスモードは、「シングルAF」「コンティニュアスAF」と「MF」が選択可能で、本体側面の専用切り替えスイッチで切り替えできる。

シャッター機構は約10万回の作動に耐え、シャッター速度は1/4000~30秒(オート時は無段階、マニュアル時は1/3または1/2EVステップ)、バルブに対応する。また、2秒または12秒のセルフタイマー機能を備え、2秒時にはミラーアップ撮影も可能。連写速度は毎秒約3コマで、JPEGの場合はメモリーカードが一杯になるまで撮影できる。RAWでは9コマまで、RAW+JPEGでは6コマまで連写できる。

ボディシャーシは強靭なステンレスを使用

手ブレ補正機構のユニット。平面的に置かれたコイルで直接CCD基板を動かす


画像処理エンジンには「PRIME」(PENTAX Real Image Engine)の名が付けられた

ペンタ部分にはガラス製ペンタプリズムを使用する

AFポイントは11点。中央の9点には高精度のクロスタイプを使用する

ハイパーマニュアルなど、豊富な機能を搭載

露出モードは、グリーン(フルオート)、ハイパープログラム、シャッター速度優先、絞り優先のほか、感度優先やシャッター速度と絞りを固定してISO感度を変更するシャッター速度&絞り優先、マニュアル撮影時に本体上面の「グリーンボタン」を押すだけで露出値が自動設定されるハイパーマニュアルモードなどを備える。なお、ハイパープログラム使用時には前後の電子ダイヤルを動かすだけで絞り優先やシャッター速度優先に切り替わる機能も持つ。また、カスタムファンクションにより、ハイパープログラムモード時のプログラムシフトも可能で、ノーマル、高速優先、深度優先、MTF優先などが設定できる。ISO感度は、AUTO、ISO100~1600で1/3EVまたは1/2EVステップで設定可能。

記録モードは、JPEG、RAW、JPEG+RAWが選択できる。出力解像度は10M(3872×2592ピクセル)、6M(3008×2000ピクセル)、2M(1842×1216ピクセル)。また、本体側面には一時的にRAWで撮影したくなった場合に押す「RAW」ボタンが新設された。JPEGでの撮影中に押すと1枚だけRAW+JPEGでの撮影が可能になり、撮影が完了するとJPEGのみのモードに戻る。RAW展開ソフト「PENTAX PHOTO Laboratory3」、ブラウザソフト「PENTAX PHOTO Browser 3」が付属する。

ホワイトバランスはオート、プリセット(太陽光、曇天、日陰、ストロボ、白熱灯、蛍光灯・昼光色、蛍光灯・中白色、蛍光灯・白色)のほか、色温度指定やマニュアルで微調整も可能。撮影後のRAWデータをカメラ内で展開する機能や、画像を加工するデジタルフィルタ機能も搭載する。

撮影メニュー。従来通りのペンタックス流

ゴミ除去を行うメニューも含まれている

オプションのグリップを装備した場合、バッテリーの使用順を指定できる

撮影情報の一覧表示画面。焦点距離まで表示される

再生時に、カメラ内でRAWデータをJPEGに変換できる

画像の拡大は20倍が可能。ピントまできちんと確認できるはず

バッテリーグリップ、70mmの単焦点レンズも発売

バッテリーは同社のデジタル一眼レフとしては初めて、充電式の専用リチウムイオン充電池「D-LI50」が採用された。撮影可能枚数は約500枚(CIPA規格に準じた測定条件による)。なお、従来機種で使用が可能だった単三型電池のほか、リチウム電池などには対応していない。

液晶モニターは、140度の広視野角タイプで、約21万画素2.5型ポリシリコンTFT液晶を搭載。最大20倍までの拡大表示のほか、撮影中の各種設定表示にも対応する。メディアはSDメモリーカードで、大容量のSDHCにも対応する。本体サイズは141.5(W)×101(H)×70(D)mmで、重さは710g(本体のみ)/790g(バッテリー、SDメモリーカード含む)。外部インターフェイスはUSB2.0。

また、オプションで専用リチウムイオン充電池「D-LI50」が1つ装着可能な専用バッテリーグリップ「D-BG2」(24,150円)が用意される。本体に内蔵したバッテリーと合わせて、2個のバッテリーが同時使用可能になる。なお、本体内のバッテリーを交換する場合には、一度D-BG2を取り外す必要がある。

デジタル専用の単焦点レンズ「smc PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited」も10月下旬より発売される。マウントはペンタックスKAFマウントで、超音波モーターは搭載しない。レンズ構成は5群6枚、絞り羽根は9枚。最短撮影距離は70cmで、最大撮影倍率は0.12となる。新開発の光学系を採用した26mm、重さ130gの小型軽量の望遠レンズ。レンズ前面にSPコーティングを施した。フィルター径は49mm。本体サイズはφ63×26mm。重さは130g(レンズ本体)/150g(フード装着時)。

オプションのバッテリーグリップ「D-BG2」を装着したところ

薄い「smc PENTAX-DA 70mm F2.4 Limited」

平 雅彦(WINDY Co.)

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