ソフトバンク、2006年度第1四半期は営業利益543億円、ボーダフォンが貢献

ソフトバンクは、2006年度第1四半期(4-6月期)の連結決算を発表した。売上高は対前年同期比91.1%増の4,942億円、営業利益は543億円(前年同期は31億円の赤字)、当期純利益は14億円(同111億円の赤字)で、増収増益となり、業績は大幅に改善した。買収したボーダフォンは、5-6月の2か月分が組み入れられており、その分が大きく貢献している。

この四半期では、連結売上高4,942億円のうち、ボーダフォンは2,315億円で、半分近くを占める。主力のイーコマース事業は558億円、ヤフーを中核とするインターネット・カルチャー事業は444億円、日本テレコムを中心とした固定通信事業は818億円、ADSLなどのブロードバンド・インフラ事業は627億円となっており、通信関連の比率が全体の76%に達した。

また、営業利益543億円のうち、ボーダフォン分は272億円。孫正義社長は「売上高は通期では2兆円規模になる。四半期営業利益543億円は創業以来最大だ」と話す。分野別に営業利益をみると、インターネット・カルチャーは、広告収入などが好調で、同31%増の216億円。これまで苦戦してきた固定通信事業は、日本テレコムの展開する直収電話サービス「おとくライン」事業の収益性が好転、営業損益は153億円改善、12億円の黒字に転換した。ブロードバンド・インフラは、売上高が増加するとともに、顧客獲得を、家電量販店などを活用する手法に移行したことにより、獲得コストが効率化し、営業損益は99億円改善、54億円の黒字に転じた。

今年度から、"新規参入"した携帯電話事業が本格化する。同社はこの分野で、第2-3四半期には、「将来の成長のための積極的な先行投資を実施する」方針で、番号ポータビリティ関連、テレビCM、ショップのつくりかえなどブランド変更、基地局数の増設などに充てられる。ただし実際の額は明らかにしていない。「赤字にならない程度」(孫社長)であるという。同社は、これまで、ADSL事業立ち上げの際の先行投資がかさみ、赤字に陥ったが、孫社長は「ボーダフォンは黒字の企業であり、1,500万ユーザーがいる、これまでよりは楽」と述べ、連結での収益性の見通しに自信を示した。

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