中国移動、BlackBerry端末を国内向けに導入

西山楓  [2006/08/08]

中国移動がこのところ、海外のビジネスユーザーに好評の「BlackBerry」を中国に取り入れようと活発な宣伝活動をしている。同社は「携帯Eメールボックス」と「BlackBerry」に関する新たな業務サービスを立ち上げるにあたり、上海、天津などの大都市で一連の販促イベントを実施、大規模な告知活動を繰り広げている。

周知のとおりBlackBerry端末は、時と場所を問わず、安全迅速にメールのチェックや企業内のイントラネットに接続することが可能とされている。

中国移動が提唱する「携帯Eメールボックス」には、2つのサービスがある。

1つは企業ユーザー向けの携帯メールサービス、もう1つは個人ユーザー向けのものだ。企業向けのサービスでは、現在法人ユーザー向けにしか提供しておらず、ユーザーのメールサーバーにある新しいメールを、自動的にモバイル端末に送り込む形式をとっている。携帯電話ユーザーは携帯メールサービスを通じ、時と場所を問わず、携帯電話でメールの受信・返信、転送と暗号化したメールの作成などができるという。

携帯メールはモバイルビジネスの最も基本的な応用として、今後、法人ユーザーのモバイル情報化ソリューションの重要な一環になっていくにちがいない。中国移動が打ち出す「携帯Eメール」、「BlackBerry」ソリューションはその実用性、機能、セキュリティなどの特性により、モバイルメール、引いてはモバイルビジネス市場の発展を推進していくことになるだろう。

携帯電話でメールの送受信、業務処理をおこなうのは現在世界的に最も人気のある電信業務の1つだ。無線通信は、その初期段階でこそ音声通話ニーズに応えることだけで充分とされたが、その後多くの付加価値業務を開始、ショートメッセージ、着信メロディなどが次々に生まれた。

現在は、携帯電話でのEメール送受信が国際的に最も注目される業務の1つになっている。中国移動の「携帯Eメール」は、ユーザーの「メールを送受信したい」との素朴で基本的なニーズに正面から向き合ったことで、その後の競争優位を築き上げることができたと考えられている。

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