実車データでモデリング、『攻殻機動隊』の世界を駆け抜ける日産コンセプトカー

 

コラボレーションキービジュアルから。近未来を舞台とした『攻殻機動隊』の世界観にスポーツコンセプトが違和感なく溶け込んでいる

5日より東京の「日産 銀座ギャラリー」においてコラボレーション展「攻殻機動隊S.A.C.meets NISSAN」が行われている。「攻殻機動隊S.A.C.meets NISSAN」は、プロダクションI.G制作のアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』の劇中に、日産自動車のコンセプトカー「スポーツコンセプト」「クラーザ」が登場することを記念して行われるもので、実車や予告編映像のほか、絵コンテや原画といった貴重な資料も展示されている。開催期間は14日までで、開場時間は10時~20時まで。入場無料。

士郎正宗のマンガ『攻殻機動隊』を原作としたアニメ『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』は現在までに2シリーズ制作されており、国内だけで150万本のDVDセールスを記録している大ヒット作品。その最新作となる『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』は9月1日より「スカパー! パーフェクトチョイス160」にてペイパービュー先行放送が行われ、11月24日にDVDが発売となる。

一方、日産のコンセプトカー「スポーツコンセプト」は現行の「ティーダ」をベースとした3ドアハッチバックのスポーツモデル。2005年にアメリカの国際展示会に出展され、国内では今回が初公開となる。もう一車種の「クラーザ」は海外で展開されている日産の高級車ブランド「インフィニティ」が手がけたSUVコンセプトカーで、日本的なインテリアデザインが特徴。こちらも2005年にアメリカで公開されている。

「スポーツコンセプト」の実車。現時点での市販化は予定されていないという

スポーツコンセプトのフロントビュー

同リアビュー

会場では一般公開に先駆けて4日、マスコミ向けの発表会が行われ、スポーツコンセプトを囲む形で今回のコラボレーションに関わったクリエイターのトークショーが行われた。

石川光久氏(プロダクションI.G代表取締役社長)

「コラボレーションのきっかけは、1年前に『人狼』の沖浦(啓之監督)と村上隆さんのパーティーに行ったんです。そしたら男性はみんなスーツ系で全然"人種"が違うのね。話しかけやすそうな人がいなかったんだけど、そのなかに日産のデザイナーがいて、この人たちはお金の匂いがしなかったんです(会場笑)。これは自分たちと相通じるんじゃないかと思って話しかけたら『攻殻』の大ファンだったっていう。作品でのコンセプトカーの出し方はデザイナーが『しびれた』って言うぐらいかっこいいのでぜひ見てほしい」

中島敬氏(「スポーツコンセプト」プロダクトチーフデザイナー)

「(スポーツコンセプトは)『ストリートワイルド』というキーワードをキャラクターにしたいというのが狙いで、そのコンセプトが今回のコラボレーションにつながったと考えています。こうしてお披露目することで『自動車のデザインの可能性を見つけることができました』ということを皆様に報告して、これからより広げていきたいと思います」

左から司会の浜野保樹氏、プロダクションI.Gの石川光久代表取締役社長、日産のプロダクトチーフデザイナー中島敬氏

神山健治氏(『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』監督)

「『僕が欲しいな』というのが第一印象です。お話をいただいたときは脚本は上がっていたんですけど、こういうキャラクターがこういう使い方をしてほしいな、という裏側のストーリーがすぐ浮かんだんで『出しちゃいましょう』と。日産の資本が入って『これを出せ』と言われたのかと思われるかもしれないですけど、そういうことはなくて。普通アニメって車が出てこないんですけど、それと比べると『攻殻』っていうのは車アニメなんですよね。今回は実車のデータを借りてモデリングしているんですけど、自動車作りのプロの方と僕らのやっていることがそれほど間違ってなかったし、でも『やっぱりプロはここまでやってるんだ』という仕事が両方見られたので、CGチームは本当に感激してました」

「自分たちもコンセプトカーからはよくインスパイアされているので、お話をいただいたときは素直にうれしかったですね」と神山監督

『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズに登場する人気ロボット(思考戦車)の「タチコマ」も登場。ロボットクリエイター高橋智隆氏が率いる「ロボガレージ」が制作

このスポーツコンセプトは日産銀座ギャラリーのほか19・20日に幕張メッセで行われる「C3×HOBBY キャラホビ2006」の特設ブースでも展示される予定。また同イベントでは両日とも神山監督ほか主要スタッフ・キャストによるトークショーが予定されている。

劇中の1シーンから。車のリアルな挙動はもちろん、テールランプのディテールにまでこだわって描かれているという

同じシーンのものと思われる絵コンテ。「トグサの車」と書かれている

劇中から運転席のアップ。スイッチ類まで細かく再現されている

スポーツコンセプト実車の運転席

もうひとつのコンセプトカー「クラーザ」。コラボレーション展での実車展示はされないが、劇中にはしっかりと登場する

(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・攻殻機動隊製作委員会

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