米IBM、資産管理ソリューションの米MRO Software買収

Junya Suzuki  [2006/08/07]

米IBMは8月3日(現地時間)、未公開企業の米MRO Softwareの買収で合意したと発表した。MRO株1株あたり25.80ドルの割り当てで買収総額は約7億4000万ドル。全額キャッシュでの取引になる。同社によれば、2006年第4四半期中での買収完了を目指す。MROはアセット(資産)マネジメントやサービスマネジメントのソフトウェアソリューションを持つ企業。公共インフラ、メーカー、電力、薬品、通信など、カバーする業界も幅広い。IBMは今回のMRO買収で、主にビジネスコンサルティング業務の部分の強化を狙う。

アセットマネジメントとは、例えば製造機器や備品、資材、各種設備、ITハードウェアやソフトウェアなど、企業内にあるあらゆる資産を管理するソリューション。近年ではRFIDなどの技術を利用することで、それら管理を容易にし、さらにリアルタイムで受発注への対応を可能にするなど、さらに高度化しつつある。IBMでは、このMROの資産管理アプリケーションを自社のソフトウェア製品ラインナップへと組み込み、ビジネスコンサルティングに関するノウハウをIBM Global Servicesを通じて提供することで、自社の業界向けコンサルティング業務強化を狙う。またIBMによれば、MROのソフトウェアはSOA対応が行われているため、自社製品との連携がスムーズに行えるものとする。

IBMは前日2日にも、業界別のフレームワークソリューションを持つ米Webify Solutionsの買収を行っており、やはりソフトウェア製品ラインナップとコンサルティング業務の強化を実現している。今回の買収も、その自社のソリューション強化戦略の延長線上にある。

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