ユーザー投票型のニュース・情報サービス「Digg」が、同サービスにおける情報や投票、ユーザーの動きなどを分析する「Digg Labs」(アルファ版)を開始した。人気情報や投票の動きを棒グラフで確認できるStack、メンバーの動向を視覚的に表現するSwarmの2つのツールが用意されている。今後もDigg Labsのプロジェクトやツールは増えていくそうだ。将来的にはDigg LabsのプロジェクトにおけるAPIの公開も検討しているという。
Diggでは、メンバーがネット上のあらゆる情報を登録でき、登録された情報に対する投票でその価値が決まる。編集者は存在せず、コミュニティによって集められた情報がコミュニティによって整理される。そのため通常のニュースサイトでは無視されるような情報でも、面白ければDiggでは上位にランクされる可能性がある。
Diggの情報は投票によって常に変化する。そのリアルタイムの動きをより深く分析するためのツールがStackとSwarmである。
Stackでは、ストーリー(記事や情報)の棒グラフが100本並び、1票が投じられるごとに上からブロックが落ちてきて棒グラフが伸びる。100本の棒グラフは「現在のアクティビティ」「人気の高いストーリー」「新たに登録されたストーリー」から選択できる。それぞれ「投票の動き」「人気情報」「登録の動き」を分析するのに役立つ。
Swarmでは、各ストーリーがまるい円で表現され、メンバーがストーリーを読んでいると円のまわりに点が付く。1票が投じられるとストーリーの円が大きくなる。票をたくさん集めているけど、ほとんどタイトルしか読まれていないようなストーリーがあれば、逆に人気は今ひとつだけど数少ないメンバーからじっくりと読まれているストーリーもある。またメンバーがあるストーリーから違うストーリーへ移動すると、2つのストーリーの円が引き寄せられる。つまり、時間の経過とともに関連するストーリーが近い場所に集まってくる。
Diggは、投票数を通じて情報や記事の人気を確認できる面白いサービスだ。さらにStackやSwarmのように、読者や情報のリアルタイムの動きを視覚的に見渡せると、情報をとりまく状況も見えてくる。たとえば情報が伸びる可能性や人々の興味の深さである。今はトピックスの指定はできないが、たとえば選挙の時期に「選挙」を指定して、メンバーの興味や関連情報の動きなどを分析できると、世論調査とはちがった予測ができそうだ。
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