MS傘下のMassiveがインタラクティブなゲーム内広告、トヨタが採用

    Yoichi Yamashita  [2006/07/25]

    米Microsoft傘下の米Massiveは7月24日(米国時間)、インタラクティブなゲーム内広告の開始を発表した。先ずはトヨタの米国法人Toyota Motor Sales (TMS) USAが、MMORPGの「Anarchy Online」などで「Yaris」の2007年モデルを宣伝する。

    Massiveのゲーム内広告は、これまでゲームに出てくる屋外広告やポスター、ソフトドリンクの缶、ピザの箱、テレビなどに広告主のブランドを挿入していた。インタラクティブ広告では小道具として配置するだけでなく、プレーヤーが広告に触れることで、よりブランドを印象づけられるようにする。TMSの広告代理店であるSaatchi & Saatchiと共同開発したというYarisの宣伝では、たとえばプレーヤーがゲーム内で覆いを外すとYarisのイメージが現れる。広告にはMassiveのDynamics 2-D、フルモーションビデオやオーディオを利用しており、Massive Networkのゲームで展開されるという。またインタラクティブ広告は、ゲーム開発者の承認を得た場所だけに配置され、ゲーム本編やゲーム機能、通信状況には全く影響しないという。

    Massiveは今年5月にMicrosoftによって買収された。MicrosoftはMassiveの技術をXbox LiveやMSN Gamesなどのゲームのほか、MSNの各種オンラインサービスや広告プラットフォームのadCenterへの利用を検討している。

    今年6月に米Parks Associatesが発表した調査報告によると、2005年に8000万ドル規模だったゲーム内広告市場は2009年までに4億ドル以上に成長するという。その中でParksは、ゲームがテレビや映画に匹敵するエンターテインメントに成長しているにもかかわらず、広告媒体として十分に活用されていないと指摘。インタラクティブな広告による特定層へのアピール、広告挿入に伴うゲーム価格の引き下げなど様々な可能性を挙げている。

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