IBM、eラーニングシステムのコード寄贈 - "鉄人"にソースを託す

    海上忍  [2006/07/12]

    IBMは11日(米国時間)、教育機関向けソフトウェアのソースコードをSakai Projectに寄贈すると発表した。今回の寄贈は、教育機関におけるオープンコンピューティング支援の一環であり、昨年発表した同社が特許を有する技術の無償利用を認める方針に基づいているとのこと。

    IBMが寄贈したプログラムは、eラーニングシステムの世界標準規格SCORM(Sharable Contents Object Refference Model)に準拠、Sakai Projectのシステムで授業内容の追跡を可能にして、共同作業と学習のための環境(CLE)の改善に寄与するという。Sakai Projectのチーフアーキテクトを務めるChuck Severance博士は、IBMの寛大な寄付はSakaiの活動の助けになる、と歓迎を表明している。

    Sakai Projectは、ミシガン大とインディアナ大、マサチューセッツ工科大とスタンフォード大学を中心として2004年に発足。教育機関が抱えるIT関連の諸問題を解決すべく、オープンソースを用いた共通プラットフォームの構築を目指し活動を続けている。具体的には、高等教育機関向け履修管理プログラムなど、現在商用製品が大半を占めている機能の置換が目標とされる。日本風なプロジェクト名は、ミシガン大学のCHEF(CompreHensive collaborativE Framework)技術をベースにしていることから、米国でも著名な"フレンチの鉄人"坂井シェフにちなみ命名された。

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