韓国のオンセ通信は10日、10代の若者にのみ聴こえる着信メロディサービス「Teenage-Bell」を、11日から韓国の全携帯事業者に対して提供すると発表した。
Teenage-Bellは、20代後半以上になると聴力が落ちて、8,000Hz以上の高音が聴こえなくなるという点に着眼して開発されたサービスだ。同サービスでは、周波数17,000Hzを利用した着信メロディを配信している。
韓国では、これまで同様のサービスをLG Telecom(以下、LGT)が独自に提供していたが、オンセ通信のTeenage-Bellは同社の携帯電話向けポータル「So1」を通じて、全携帯電話事業者を対象に提供される。
料金は900ウォン(約108円)/1曲で、まずは8種類のTeenage-Bellが配信される。Teenage-Bellの中にはシンプルな単音のものもあれば、「昔の電話ベル音」や「三三七拍子」「馬のひづめ音」のようにリズムを変えたものなど、ユニークな音のバリエーションが取り揃えられている。
ちなみにTeenage-Bellの年齢対象外である筆者が実際に試してみたところ、音の種類によっては「キーン」という耳鳴りのような音が聴こえるものもあったが、音自体が大変小さくかすかにしか聴こえないため、もし外などでTeenage-Bellの音が偶然に耳に入ってきたとしても「気のせい」程度にしか感じられないと思われた。
オンセ通信担当者によると、「実際にTeenage-Bellが聴こえる場合は、通常の着信メロディのようにクリアなものではなく、機械音のように聴こえる。大人でも聴覚の良い人ならば聴こえる場合もある」という。
若者にしか聴こえない高周波の音は、もともと英国で発明されたもので、名前は「Mosquito」という。Mosquitoは、場所をわきまえず騒ぎたてる若者たちを追い払う目的で作られた音で、10代の若者にはその名の通り蚊の羽音のように不快な音として聴こえるという。
ただしそれが着信メロディとして提供されるようになると、若者たちは逆にこぞってダウンロードし始めた。授業中に教師が音に気付かないのをいいことに電話を受けるなど、Mosquitoの効果を逆手にとった使い方が流行したのだ。現在は英国だけでなく米国でもサービスされており、10代を中心に大きな反響があるという。
一方オンセ通信のTeenage-Bellは、英国の技術を基に韓国の企業が開発したものだ。
これまでLGTのみでサービスされていた韓国でも、これからは全ての携帯事業者向けに提供されるということで、新し物好きの韓国の若者たちから大きな反響を呼びそうだ。So1担当者は「好奇心旺盛な10代、青少年層の高い関心を引くだろう」とサービスに期待感を示している。
あとは米国や英国のようにならないよう、利用場所をわきまえて活用して欲しいと、大人たちは願うのみだろう。
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