韓国1位の携帯事業者SKが中国2位と提携し中国へ本格進出

 

韓国最大の移動通信事業者SK Telecom(以下SKT)は21日、同中国第2位のChina Unicom(中国聯通)との戦略的提携を通じて、中国市場へ本格的に進出する意向を明らかにした。SKTによると、両社はCDMAサービスに関する戦略的な提携を進めるため、戦略的提携の協定(Strategic Alliance Framework Agreement)を締結したという。

またSKTはChina Unicomの香港法人(以下CUHK)が発行する、10億米ドルの転換社債型新株予約権付社債(CB)を受け入れる、CB買収契約も締結した。このCBの満期は3年で、発行日の1年後から株式に転換することが可能となる。もしSKTがこのCBを全額株式に転換した場合、CUHK株式の6.67%相当を保有することとなる。

直接投資ではない、CBによる投資を行った理由についてSKTでは、投資リスクを最小化するため、そして今後の中国の3G事業者選定などに伴う状況や政策の変化に柔軟に対応していくため、と説明している。

またこうした提携に対しては排他的原則を適用しているため、2007年12月末まで中国内での独占的なパートナー(Sole & Exclusive Partnership)状態が維持される。

両社は今後、China UnicomのCDMA事業のうち、端末機の調達などのソーシング業務のほか、付加サービスおよびプラットフォームの共同開発など、多様な分野で協力していく予定だ。そのため相互協議のための組織などを運営してコンサルティングを実施するほか、ノウハウ共有や市場情報提供など、協力関係を深めていく。

急成長する中国携帯市場への足がかり

今回の投資は、SKTが中国市場に本格的に進出するための第一歩を踏み出した、という点で大きな意味を持っている。

SKTの資料によると、中国は2005年12月末現在、約3億300万人・対人口比30.3%(PHSを含めると約4億8,000万人・対人口比36.3%)の加入者を誇る、世界最大の移動通信市場だという。このように巨大な市場規模を誇り、かつWTO(世界貿易機関)加盟に伴う市場開放を目前にした中国市場に大きな可能性を見出している。

SKT社長のKim Shin-Bae氏は「中国の通信市場は、量的成長と質的成長が同時に進むことが予想される魅力的な市場だ。今回のCB買い入れを通じた戦略的提携は、China UnicomのCDMA事業の画期的な発展と同時に、SK Telecomにとっては中国市場への直接進出という足がかりを作ったもの」と述べている。また同社では、端末機メーカーやコンテンツプロバイダ、ソリューション開発業者など、韓国の関連会社の中国進出も有利に進められると予測している。

また「中国の移動通信サービス市場の成長潜在力などを考慮すれば、加入者が今後3年以内に6億人以上となることが予想される」(SKT)とし、韓国内のIT業界に創出される経済的な波及効果も大きいとの予想だ。

China Unicomは約1億3,000万人の加入者を保有する中国第2位の移動通信事業者。同社が2002年にサービスを開始したCDMAサービスの加入者は3,400万人以上に達している。SKTはChina Unicomと2001年から国際ローミング契約をしているほか、2004年からはジョイントベンチャーの「UNISK」を設立。携帯電話でのインターネットサービスを提供している。

SKTでは、同社が得意とする技術力とコンテンツ、そしてChina Unicomが保有する世界最大級の加入者数が合わさることで、大きなシナジー効果が生まれることに期待を寄せている。

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