MSからロボット技術を身近にするツール「Robotics Studio」が登場

    Junya Suzuki  [2006/06/21]

    米Microsoftは6月20日(現地時間)、ロボティクス(ロボット工学)向けアプリケーション開発を行うプラットフォーム「Microsoft Robotics Studio」の開発者向けプレビュー(CTP)版を公開した。例えば、間もなく登場予定の「LEGO MINDSTORMS NXT」といった組み立て式ロボットを操作するアプリケーションが、Robotics Studioを使うことで容易に開発できるようになる。同CTP版は現在、米ペンシルバニア州ピッツバーグで開催されている「RoboBusiness Conference and Exposition 2006」会場にてデモストレーションが行われている。商用ベンダーばかりでなく、日曜プログラマやホビープログラマが趣味を広げるためのツールとして利用することも期待できそうだ。

    Robotics Studioは.NET技術をベースにした開発ツールで、LEGO MINDSTORMSをはじめとする各社のハードウェアをサポートするほか、ビジュアルプログラミング、3Dモデルを使った動作シミュレーションなどが可能である。この3Dシミュレーションでは、AGEIAの提供するPhysXなどの物理計算アクセラレータを使った高速表示にも対応する。またロボットの動作を記述するためのプログラム言語として、同社のVisual Studio、無償提供が行われているVisual Studio Express各製品(Visual C#/Visual Basic)、JScript、Microsoft IronPython 1.0 Beta 1などのほか、サードパーティ製の開発言語も利用可能となっている。

    現在RoboBusiness Conferenceでは、複数のサードパーティがRobotics Studioを使った動作デモを披露している。Robotics Studioのページでは、CoroWareのセンサー付き半自動リモート監視ロボット「Surveyor 3000」、KUKA Robot Groupのジョイスティックでリモート操作可能な小型ロボット、Robosoftの六輪で複雑な地形を突破する「robuROC6」などの利用例が紹介されている。これらはプロトタイプ的製品だが、RoboBusiness Conferenceではこのほかにも、家庭用から軍事用までさまざまな製品が紹介されており、多くの人々にとってロボット技術がより身近になりつつあるのがわかる。

    関連記事

    関連サイト

    新着記事

    特設サイトの情報

      人気記事

      一覧

        イチオシ記事

        新着記事

        本音ランキング

        特別企画

        マイナビニュースマガジン