NokiaとSiemensのネットワーク事業が合併へ - 通信インフラ業界の再編へ

フィンランドのNokiaと独Siemensは6月19日、それぞれのネットワーク事業部を合併させ、新会社「Nokia Siemens Networks」を立ち上げることを発表した。出資比率は50%と50%。通信ネットワークインフラ分野では、先日仏Alacatelと米Lucent Technologiesの大手2社が合併を発表したばかりだが、NokiaとSiemensは、市場は激動期にあり「正しいタイミングで正しい決断をした」(Nokia CEOのOlli-Pekka Kallasvuo氏)と述べる。

この合併は、Nokiaのネットワークス事業部とSiemensのオペレータ関連事業が合体するもので、新会社のCEOにはNokiaネットワークス事業部を率いてきた、Simon Beresford-Wilie氏が就任する。2社によると、会計年度2005年度の売上高を単純にあわせると158億ユーロ規模の会社となり、先日のAlcatel/Lucentに次ぐ通信インフラ市場の大型合併となる。

本社はNokiaの本拠地フィンランド・ヘルシンキに置き、6事業部中3事業部の本部はSiemensの拠点ドイツに置く。両社の社員を合わせると約6万人となり、10%程度の解雇も予定しているようだ。リストラを含めた今後については、Beresford-Wilie氏は具体的な計画は明らかにせず、「これから6カ月ほどかけて整理していく」と述べるにとどまった。

大手2社の合併の背景にあるのは、通信インフラそのものが激しい変化の渦中にあるという現実がある。通信は現在、モバイルと固定の融合、オールIP化などがトレンド。ばらばらに研究開発、営業マーケティングを行うよりも、合併して共同で諸活動を行うほうが、スピード、効率化が図れる。2社によると、この合併により2010年まで毎年15億ユーロ相当のコスト削減が見込まれるという。

現在、モバイルインフラ分野のトップは、スウェーデンのEricsson。NokiaとSiemensとしては、Alcatel/Lucentが合併により体力を強化する前に、明確なトップ3の地位を築くために手を打ちたかったということだろう。この市場では、中国のHuawaiなども積極的で、NokiaのCEO、Kallasvuo氏は、アジア企業の新規参入に向けた予防線を張ったこともにおわせた。新会社は、モバイルインフラ分野では2位、サービスでは2位、固定インフラでは3位、通信インフラ全体では3位となる。なお、どの分野でも1位ではない現状について、「挑戦課題があるほうがやりがいがある」(Beresford-Wilie氏)と自信も見せた。

今後は、NGN(Next Generation Network)実現のためのIMS(IP Multimedia Subsystem)、IPTV、固定ブロードバンド、WiMAXなどの技術分野をカバーするポートフォリオを構築し、エンドツーエンドのソリューション提供を目指すという。

合併は、規制当局の承認などを得て今年中に完了を見込む。

なお、SiemensはNECとも提携しているが、NECとの提携は今後も継続すると述べている。Siemensは昨年、携帯電話事業を台湾のBenQに売却している。

Nokiaは同日、これとは別に、ネットワークインフラのサービス事業として、管理サービスを展開することを発表した。2月に管理サービス開始を発表したEricssonの動きに続くもので、まずは7月にインドで立ち上げ、本拠地フィンランドでも展開するという。



転職ノウハウ

あなたが本領発揮できる仕事を診断
あなたの仕事適性診断

シゴト性格・弱点が20の質問でサクッと分かる!

「仕事辞めたい……」その理由は?
「仕事辞めたい……」その理由は?

71%の人が仕事を辞めたいと思った経験あり。その理由と対処法は?

3年後の年収どうなる? 年収予報
3年後の年収どうなる? 年収予報

今の年収は適正? 3年後は? あなたの年収をデータに基づき予報します。

激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない
激務な職場を辞めたいが、美女が邪魔して辞められない

美人上司と可愛い過ぎる後輩に挟まれるエンジニアの悩み

人気記事

一覧

イチオシ記事

新着記事

求人情報