JavaScriptはもういらない、XUL+Javaでリッチアプリケーション - ZK 2.0

    後藤大地  [2006/06/14]

    Potixは13日(米国時間)、ZKの最新版であるZK 2.0を公開した。ZKはAjax Webアプリケーションフレームワーク。JavaScriptを使わずに少々のプログラミングだけでリッチUIを実現したWebアプリケーションを開発できるという特徴がある。

    ZKではイベントドリブンで作成された高性能コンポーネントによってデスクトップアプリケーションの開発程度まで開発が容易になっており、マークアップ言語を採用していることでHTMLを編集する程度のレベルでかんたんにデザインできるようになっている。

    ZK 2.0はGNU GENERAL PUBLIC LICENSE Version 2のもとで公開されているオープンソースソフトウェア。ZK 2.0における主な特徴は次のとおり。

    • 68のXULコンポーネントと82のHTMLコンポーネントを同梱。多種多様なコンポーネントが用意されているほか、すべてのコンポーネントでドラッグ&ドロップ、コンテキストメニュー、カスタムツールチップをサポート
    • イベントドリブンで設計されたシステムとサーバセントリックモデル。すべてのイベントはサーバ側でJavaによって処理され、JavaScriptは不要
    • ZUML(ZK User-interface Markup Language)を使うことでHTMLと同レベルのかんたんさでデザインを実現
    • Webブラウザの遷移情報を管理。バックボタン機能を提供
    • そのほか各種新機能とバグ修正

    リッチインターネットアプリケーションを構築する方法はいくつもあるが、現在特に流行っている方法で整理すると特に次の4つに分類することができる。

    • Flashを使って実現する(Adobe Flex、OpenLaslo)
    • プラグインで機能を追加して実現する(Curl)
    • JavaScriptなどプラグイン不要な既存の技術を使って実現する(Googleの各種サービス)
    • XULを使って実現する(xulfaces ただしブラウザがFirefoxなどに限定される)

    ZKのアプローチはWebブラウザに対してとくにプラグインを要求しない点で3番目のアプローチに近い。XULを使うという点では4番目に近いが、サーバ側で処理をおこなうためxulfacesと違ってWebブラウザを限定しないという特徴がある。クライアントに対してJavaScriptプログラミングを要求しない点も特徴的。ほとんどの処理をサーバ側のJavaで処理している。

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