Intel Capital、WSO2へ出資 - FLOSS SOAプラットフォーム躍進

    後藤大地  [2006/06/13]

    Intel Capital、WSO2へ出資

    WSO2は12日(米国時間)、Intelのベンチャーキャピタル部門であるIntel Capitalから出資を受けた旨を公表した。Intel CapitalからWSO2へ出資がおこなわれた旨は8日(米国時間)には明らかになっていたが、WSO2から正式に発表されたのは12日(米国時間)になってから。すでに報道された記事には出資金額についても記載がみられるが、WSO2からの報告のなかでは受け取った出資金額や条件などについては一切触れられていない。

    WSO2は2005年8月に設立された企業。The Apache Software Foundationへ長期に渡って参加しているデベロッパで構成された開発チームを抱えており、Free Libre Open Source Software(FLOSS)を中心にしたプロダクトを展開、サービスを提供している。5月24日(米国時間)には、同社の主力SOAアプリケーションサーバであるWSO2 Tungsten/Javaの最新版「WSO2 Tungsten/Java version 1.0」が公開されている。

    同社のSOAアプリケーションスタックは、おもにThe Apache Software Foundationのもとで開発されているオープンソースソフトウェアコンポーネントを組み合わせて構築されたもの。それぞれApache License Version 2.0のもとで提供されたオープンソースソフトウェア。

    FLOSS SOAプラットフォームのゆくえ

    FLOSSコンポーネントを組み合わせたSOAプラットフォームを展開しているベンダやグループは、ほかにJBossやObjectWebをあげることができる。日本からはThe Seasar Foundationをあげていいだろう。

    4月10日(米国時間)、Red HatはJBoss買収に向けての合意に至ったことを発表。6月5日(米国時間)には買収が完了したことを発表した。買収金額はおよそ3億5000万米ドル。今回WSO2はIntel Capitalから出資を確保。FLOSS SOAの両雄とみられるWSO2とJBossがそろって資本的に安定度を増したといえる。

    SOAはエンタープライズ分野のソリューションといえる。FLOSS SOAをめぐってここまで資本投下がおこなわれるのは、今後もSOAが重要な市場を形成するとみられているためだ。

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