Movable Type 3.3 日本語版発表 - タギング、ログフィード生成など新機能

開発体制をグローバル化、日米のリリースタイムラグは極力低減

シックス・アパートは、ブログソフトウェア「Movable Type 3.3 日本語版」を27日より出荷すると発表した。同製品は、前バージョンのMovable Type 3.2から約1年ぶりのバージョンアップとなる。登録ユーザーは無償でアップグレードが可能だ。

同社は2006年3月から、Movable Typeの開発体制をグローバル化し、国を超えた開発分業体制を整えた。これに伴って、コードもインターナショナル版として一元化されたため、英語版と日本語版のリリースのタイムラグを極力低減できるなどのメリットがあるという。新バージョン3.3は「グローバル化のマイルストーンとして」(同社代表取締役・関信浩氏)、日米同時出荷となっている。

シックス・アパート代表取締役・関信浩氏

シックス・アパート技術担当執行役員・平田大治氏

日本語版のプラグイン・ディレクトリを開設、3.3にも新プラグインが同梱

さらに、同社では、3.3リリースとほぼ同じタイミングで、日本語版プラグイン・ディレクトリを立ち上げる予定(公開までは米国サイトにリダイレクトされる)。現在、米国では100以上のプラグインが利用可能となっているが、日本語版のプラグライン・ディレクトリでも、同数程度の充実を図りたいとしている(同社技術担当執行役員・平田大治氏)。豊富なプラグインによって、業界別のソリューションに寄与したいとしている。

新バージョンの3.3にも、テンプレートの変更や、オリジナルテンプレートの公開が簡単にできる「StyleCatcher」が新たに日本語化されて同梱される予定。なお、「StyleCatcher日本語版」に関しては、13日公開された「Movable Type 3.3 beta 2日本語版」にも同梱されている。

日本語化されて同梱される「StyleCatcher日本語版」

投稿関連新機能はタギングが目玉

新バージョン3.3の新機能は、2006年3月に出荷された企業向けブログソフトウェア「Movable Type Enterprise 日本語版」に搭載された機能のいくつかを継承する形になっている。大きく分けると、投稿関連機能、管理関連機能の強化だ。

投稿関連の新機能としては、タギング機能があげられる。カテゴリ、日付などの分類のほか、自由にエントリータグを設定し、付与することができる。このタグをキーに検索を行ったり、タグ・クラウドの表示に使用することも可能。いわゆるWeb2.0的な機能だ。また、投稿テキストエリアのリサイズや、編集中のエントリーをパーマリンク(Permalink)でプレビューできるなど、細かな修正が加えられている。

タグは投稿画面で「タグ」の欄にカンマ区切りで入力する

タグ・クラウドの例。図右側の「タグ」を見ると、使用頻度の高いタグほど大きなフォントサイズで表示されていることがわかる

このほか、投稿関連の新機能としては以下の通り。

  • エントリーを読み込む際のインポート機能(FTPソフトは不要)
  • 編集途中で画面遷移を行おうとした場合の警告
  • 公開を止めたエントリー、カテゴリなどをアーカイブから削除する機能

管理関連新機能としては、ログフィードの出力が可能に

管理関連の新機能としては、ログ記録の強化があげられる。具体的には、エントリーログ、コメントログ、エラーログなど記録されたログをフィードとして出力するようになった。出力(ATOMフィード)は、フィードリーダーでアクセスした際に、ダイナミックに生成されるしくみだ。さらに、ログフィードを取得した際に、指定日投稿などのスケジュールタスクをチェックし、実行する機能を実装。cronやWindowsタスク・スケジューラの設定は、必ずしも必要ではなくなった。このほか、システム管理者による個々のユーザーのパスワードの再設定が可能になり、管理の簡便性、セキュリティが向上したとされる。

ログはATOM形式のフィードのほか、CSV形式のファイルとしても書き出せる

カテゴリー・アーカイブの出力ファイル名が自由に編集できる

そのほかの管理関連の新機能は以下のものがある。

  • システム設定項目を基本 / 詳細モードにわけ、必要ないと思われる設定を見せない
  • デフォルトで登録されていたMelody、Nelsonの管理者をセキュリティを鑑みて廃止
  • 迷惑コメントやトラックバックの定期的な削除
  • カテゴリー・アーカイブにつける出力ファイル名が編集可能

どうなる? 今後のMovable Typeファミリー

発表会では同社代表取締役の関信浩氏から、今後の方向性について説明があった。関氏は、1990年代のインターネットの興隆が、個人サイト→企業サイト→イントラネット→B2C→B2Bと進んできたのではないかと総括。2000年代における同社の製品も、何らかの形で、この変化をフォローアップするだろうと述べた。現在までのところ、同社は、個人ブログ(Movable Type)から、企業ブログや企業内イントラブログ(Movable Type Enterprise)へという変化を遂げた。関氏は、今後、ECやB2Bに対応していくという方向性があると述べた。その一方で、対応方法に関しては、必ずしも新たな"製品"を出すということではなく、パートナー企業を通じたソリューション提供や、現行製品の機能拡張、プラグインの開発など、さまざまな手段が考えられるとした。

「歴史は繰り返す」と題された関氏の説明図式。「?」付きながら、今後はECブログや企業間ブログなどの発展形が模索されているようだ

さらなる発展のためにProNet向けの技術情報を図る

新バージョン3.3のリリースに合わせて、同社はパートナーSI企業やウェブサイト構築会社(ProNet)へ向けて、構築のためのチップス、テクニカルな情報などを拡充するとしている。できるだけ日本語で情報提供をしたいとしており、米国の情報の翻訳公開も積極的に行いたいとのこと。これらの情報は一般ユーザーも閲覧は可能だが、情報に対する質問などのコミュニケーションは、パートナー企業だけに限定するそうだ。

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