上広電NECに総額220億円の追加銀行融資

西山楓  [2006/06/12]

さる6月6日、中国銀行上海分行を筆頭銀行に、中国建設銀行上海分行、浦東発展銀行上海分行を副筆頭銀行、交通銀行、民生銀行、農業銀行、上海銀行それぞれの上海支店を参与銀行とする銀行団が、上海広電NEC液晶顕示器(以下「上広電NEC」と略)と貸付融資契約を締結した。

銀行団は今回、上広電NECにおけるTFT-LCD 33KS/M生産拡充プロジェクトに総額220億円に上るシンジケートローンを提供する。これは2003年12月14日に、銀行団が上広電NECに総額646億円の第一期貸付を提供したのに続く2回目の資金注入となる。

上海市閔行区※荘工業区に位置する上海広電NEC液晶顕示器は、上海広電(集団)有限公司(SVA)がNECと共同出資で2003年11月3日に設立した企業。液晶パネルとモジュール設計、開発、製造、販売、アフターサービスに従事してきた。

今回、上広電NECの追加投資総額は440億円だが、そのうち追加登録資本は220億円。これにより上広電NECの総投資額は1,586億円に達したことになる。年間生産能力も54万本(基板サイズ1,100mm×1,300mm)から、102万本まで増加する。液晶パネルとモジュール(15インチ)の年間生産量も652万台から1,215万台にまで増えることになる。

上広電NECは38.4%の増資による生産拡充プロジェクトで、生産能力を88.8%増やす。今後上広電NECは17、19、23、26インチのテレビ液晶パネル生産に逐次資金を投入していく。今年年末までに9万本までの生産拡充を遂げた後、上広電NECは15、17、19、20インチのディスプレイ用液晶パネルを供給する世界一のベンダーを目指すとしている。

※は、草冠の下に「辛」

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