Microsoft、Windows Vistaベータ2の一般向け無料提供を開始

    Junya Suzuki  [2006/06/08]

    米Microsoftは6月7日(現地時間)、次期主力OSである「Windows Vista Beta 2」の一般向け無料配布を開始した。これはMSDN契約者以外のより広いユーザーからフィードバックを集めることを目的とした「CPP(Customer Preview Program)」と呼ばれるプログラムだ。CPPに登録したユーザーは、自動的にベータ2の次のリリースである「RC1(Release Candidate)」の利用も可能となる。配布形態はDVDの発送とMicrosoftサイトからのダウンロードの2種類が用意されており、環境に適した方法を選択できる。ただし、DVDの発送には数量制限があるため、この場合は先着順となる。

    CPPへの参加には特に制限がなく、登録したユーザーであれば、だれでもベータ2の取り寄せが可能となる。提供されるのはWindows Vistaのフルセット版であるUltimate Editionのベータ2で、英語、日本語、ドイツ語の3ヶ国語版が用意されている。登録ユーザー1人に対し1つのプロダクトキーが発行され、最大10台のPCまでWindows Vistaをインストールできる。ベータ2の配布形態は、DVDとISOイメージのダウンロードの2種類が用意されている。DVD版は発送無料でナローバンド環境でも申し込めるが、数量制限があるため、締め切り後はダウンロード版を選択するしかない。なお32ビット版で3.5GB、64ビット版で4.4GBとイメージファイルの容量は非常に大きいので注意してほしい。

    ユーザーはCPPへの参加を申請した時点で、ベータ2の次に提供が予定されている「RC1」のテストプログラムへも自動的に登録され、RC1の入手が可能になる。ただし、ベータ2版とRC1版ともに2007年6月1日時点で使用期限が強制的に切れる上、製品版へのアップグレードは行えないため、あくまでもテスト環境と割り切って使う必要がある。以下に、CPPでのベータ2の利用に関する注意事項をまとめておく。

    • 動作可能なシステムの最小構成
      800MHz動作以上のプロセッサ、512MBのメモリ、DirectX 9以上に対応したGPU、HDDの必要十分な空き容量など。詳細についてはこちらのページを参照のこと。
    • インストールの注意事項
      Windows Vista Beta 2はクリーンインストールのほか、Windows XPの環境を引き継いでのアップグレードインストールが可能。ただし、利用時間制限(2007年6月1日まで)があり、本製品版へのアップグレードには対応しないため、メイン環境に利用しないか、あらかじめシステムのバックアップをとっておく必要がある。ベータ2版はシステムのアンインストールには対応していない。
    • アンチウイルスサポート
      ベータ2の提供に際し、2つのベンダーが製品の無償トライアルを提供している。Microsoftでは、Vistaの利用においてこれらアンチウイルスソリューションを組み合わせることを推奨している。
    • 製品サポート
      ベータ2ではサポートは提供されない。必要なユーザーはWindows Vistaのヘルプページを参照するよう推奨されている。

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