ハンドヘルドデバイスとデジタル著作権管理、JSR 300でJavaから管理

Java Community Process, JSR 300 Expert Groupは、LG Electronicsによって「JSR 300: DRM API for Java ME」が提案され、5月30日から6月12日(米国時間)までの2週間を期間としてJSR Review Ballotのステージに入ったことを発表した。現在のところJSR 300 Expert Groupは実質的にLG Electronics。

Java MEは組み込みデバイスなどをターゲットにしたJavaプラットフォーム。Java SEやJava EEと違いランタイムデバイス自身に制約が多いことから、多くの機能をオプショナルパッケージとして提供することで、それぞれのデバイスに適したプラットフォームとして振る舞うという特徴がある。

「JSR 300: DRM API for Java ME」はこのJava MEにおけるオプショナルパッケージを策定しようとするもの。デジタル著作権管理技術としてDRMがあるが、手持ちで操作するタイプの携帯用デバイスなどにおいてこのDRMを扱うためにJava MEオプショナルパッケージを策定するものである。「JSR 300: DRM API for Java ME」が実現すれば、JavaからDRMエージェントと通信をおこなったり活用したりといったことができるようになる。

DRM (Digital Rights Management)はディジタルの状態で保持されているデータの著作権を保護するための技術。電子透かし技術や複製規制技術などが盛り込まれている。ディジタル化されたデータは伝送距離や配布媒体を選ばず劣化をしないという特徴がある。このため、著作権の許諾を得ない状態でデータが頒布されてしまうことがあり、これを技術的に防止するための技術としてDRMが利用されている。

iPodシリーズなどはマルチメディアデータを扱うハンドヘルドデバイスとして代表的なものであるが、これらハンドヘルドデバイスではコンテンツの著作権を保護するためにDRM技術を適用することが重要になる。「JSR 300: DRM API for Java ME」が策定されれば、どういったハンドヘルドデバイスのようなJava MEで扱うプラットフォームにおいて統一化されたDRMマネージメントが可能になる。組み込みデバイスにおけるJavaの採用にはずみをつけることになるだろう。



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