ホームにもビジネスにも - カジュアルFreeBSD、PC-BSD 1.1 登場

    後藤大地  [2006/05/31]

    図.1 PC-BSD 1.1

    PC-BSD Softwareは28日(米国時間)、PC-BSDの最新版となるPC-BSD 1.1を公開したことを発表した。PC-BSDはカジュアルユーザにおいて簡単に導入して使えることを目指して開発されたOS。最新のFreeBSDをベースにして開発されている。簡単にインストールでき、ホームユーザにもビジネスユースにもすぐに使えるものに仕上がっている。

    提供されている配布物は次のとおり。

    • PC-BSD CD #1 - システムインストールCDイメージ
    • PC-BSD CD #2 - 多言語サポートCDイメージ(KDE)
    • PC-BSD VMware - VMware Playerイメージ

    英語環境であればPC-BSD CD #1だけでよく、多言語も使う場合はPC-BSD CD #2もダウンロードする。VMware Playerで動作するイメージも提供されている。グラフィカルに開発されたインストーラを使って簡単にインストールできる。

    PC-BSD 1.1における主な変更点は次のとおり。

    • ベースシステムをFreeBSD 6.1へアップデート
    • DHCPにおけるネットワーク検出においてnveデバイスを追加
    • 設定が変更されたあとにネットワークシステムを再起動するようにネットワークマネージャを修正
    • インストールCDへイクストラクションテストを追加
    • オンラインアップデートユーティリティをステータスおよびメジャーバグ修正情報が表示されるように更新
    • デフォルトカーネルにDRM/ATIサポートを追加
    • いくつものバグ修正

    すでにPC-BSD 1.0を導入しているユーザにはPBIアップデートファイルが提供されているため、再インストールすることなくアップデートすることができる。

    図.2 PC-BSD 1.1インストーラ

    図.3 使用する言語とキーボードの種類を設定。日本語も含まれている

    図.4 日本語で解説が入るインストーラ

    図.5 PC-BSD 1.1をインストールするディスクを選択

    図.6 ディスクのブートローダを選択

    図.7 システムおよびパッケージのインストール

    図.8 スーパユーザと一般ユーザの設定

    図.9 CD-ROMを抜いて再起動すると、最初の起動時にCD #2を入れて多言語版をインストールするかどうかたずねられる

    図.10 PC-BSD 1.1起動画面。最新のFreeBSD 6.1-RELEASEとKDE 3.5の組み合わせ

    図.11 PC-BSD 1.1動作画面

    PC-BSDはリテール版も提供されており、リテール版を購入したユーザには電話およびメールによるダイレクトアクセスサービスが提供される。スタートパックは30日、プロフェッショナルパックには6ヶ月のサポート。リテール版とは別途、1年間の電話およびメールサポートサービスを購入することも可能。再販契約は個別相談となる。

    オンラインからダウンロードしたユーザにはオンラインサポートフォーラムを経由したフリーのコミュニティサポートが提供されている。

    FreeBSD DVD/CD販売やFreeBSDをベースにしたOSの販売は各社でおこなわれている。MacOS XなどはFreeBSDをユーザランドインタフェースに採用しているという点で商用で採用されているものとしては代表的なもののひとつ。しかし、FreeBSDそのものをデスクトップ向けに採用し、グラフィカルインストーラを用意しカジュアルユーザ向けにここまでカスタマイズされサービスも用意されているバージョンはPC-BSDが草分け的存在。

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