"Skypeキラー"のGizmo Project 2.0がリリース

    海上忍  [2006/05/25]

    米SIPphoneは23日(米国時間)、VoIPソフトウェアの最新版「Gizmo Project 2.0」をリリース、無償ダウンロードを開始した。対応プラットフォームはWindows 2000/XPとMac OS X 10.3.9以降、Mac版はユニバーサルバイナリ化によりIntelプロセッサを搭載したハードウェアでも動作する。

    今回のバージョンアップにより、SIPphone以外のサーバに同時ログインが可能となり、他のSIPプロトコルベースのネットワークとの通話環境が大幅に改善された。欧米で急速に普及しているオープンソースのIP-PBXソフトウェア「Asterisk」との互換性も確保、Gizmo ProjectとAsteriskの組み合わせにより、低コストと既存の電話回線網との高い親和性を実現する、と同社はアピールしている。

    Gizmo Projectは、業界標準のSIPプロトコルを採用したVoIPソフトウェア。クライアント間の接続開始時点ではSIPphoneに設置されたサーバが介在するが、音声通話はP2Pで行われることが特徴。同じく低コスト通話サービスで知られるSkypeと比較すると、PC間の無料通話、電話回線網を経由した発信/着信など同等の機能を持つ一方、電話会議に参加可能な人数が無制限(SkypeはSkypecastsサービスにより最大100人)、同じSIPプロトコルで構成された他の電話ネットワークにも接続可能、といった機能差がある。

    Gizmo Projectは、米Googleが推進するインスタントメッセージツール「Google Talk」など、XMPPベースのソフトウェアとの互換性を実現している。この「IM Federation」と呼ばれる陣営には、Gizmo ProjectとGoogle Talk以外にも、AppleのiChat、KDEのKopete、GnomeのGossipなどが参加している。

    Skypeキラーとして知られるGizmo Project 2.0の画面。Mac OS X版のほうがWindows版より開発が先行している

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