AMD、新ソケット「AM2」のAthlon 64/Sempron発表 - メモリは全面的にDDR2へ

    大塚実  [2006/05/23]

    米AMDは23日(現地時間)、新CPUソケット「Socket AM2」に対応するデスクトップ・プロセッサ新製品を発表した。ハイエンド製品のAthlon 64 FXからバリュー向けのSempronまで、幅広く新製品がラインナップされており、Intelに続き、いよいよAMDプラットフォームでもDDR2メモリへの移行が始まることになる。製品の出荷は即日開始されている。

    Socket AM2対応のAthlon 64 FX

    同 Athlon 64 X2

    同 Athlon 64

    同 Sempron

    Socket AM2に対応する新プロセッサは、デュアルコア製品のAthlon 64 FXとAthlon 64 X2、そしてシングルコア製品のAthlon 64とSempronという、デスクトップ向けの全シリーズで投入される。仮想化技術「AMD Virtualization」(コードネーム:Pacifica)が実装されるほか、メモリコントローラはアンバッファードDDR2に対応。メモリスピードは、Athlon 64 FX / X2では最高PC2-6400(DDR2-800)、Athlon 64 / Sempronでは同PC2-5300(DDR2-667)までとなる。

    プロセッサのラインナップは、以下の通り(価格は全て1,000個ロット時)。

    Athlon 64 FX
    モデル クロック L2 TDP 価格
    FX-62 2.8GHz 1MB×2 125W $1,031

    Athlon 64 FXシリーズでは、従来の最上位モデルのFX-60に代わり、新たにFX-62がハイエンド製品となった。クロックは2.8GHzと、従来より200MHz高速化され、3GHzの大台まであと一歩と迫った。一方、TDPは125Wと、FX-60の110Wから増加した。製造プロセスは、90nm DSL SOI(Dual Stress Liner strained silicon-on-insulator)とされ、歪みシリコンが採用されているようだ。

    Athlon 64 X2
    モデル クロック L2 TDP 価格
    5000+ 2.6GHz 512KB×2 89W $696
    4800+ 2.4GHz 1MB×2 89W $645
    4600+ 2.4GHz 512KB×2 89W $558
    4400+ 2.2GHz 1MB×2 89W $470
    4200+ 2.2GHz 512KB×2 89W $365
    4000+ 2.0GHz 1MB×2 89W $328
    3800+ 2.0GHz 512KB×2 89W $303

    Athlon 64 X2シリーズには、最上位の5000+と4000+が新登場。そのほかのSocket AM2製品については、従来のSocket 939版と同じ価格が付けられている。TDPは全て89Wで、上位モデルについては、Socket 939版の110Wから低消費電力化が図られている。ちなみにAMDは先週、Socket AM2の低消費電力版Athlon 64も発表しているが、これらは上記リストからは省いた。こちらの内容に関しては、別記事を参照して頂きたい。

    Athlon 64
    モデル クロック L2 TDP 価格
    3800+ 2.4GHz 512KB 62W $290
    3500+ 2.2GHz 512KB 62W $189

    Athlon 64シリーズには、Socket AM2向けとして上記2モデルが追加された。どちらもSocket 939版が発売されていたモデルで価格は据え置き。なお同時にSocket 939版のラインナップに変更があり、新たに動作クロック2.4GHz / L2キャッシュ1MBの4000+が343ドルで登場し、入れ替わりにローエンドの3200+が価格表から消えている。なお同様にAthlon 64には先週、低消費電力版のAthlon 64 3500+(231ドル)も追加されている。

    Sempron
    モデル クロック L2 TDP 価格
    3600+ 2.0GHz 256KB 62W $123
    3500+ 2.0GHz 128KB 62W $109
    3400+ 1.8GHz 256KB 62W $97
    3200+ 1.8GHz 128KB 62W $87
    3000+ 1.6GHz 256KB 62W $77

    Sempronシリーズには、最上位モデルとして動作クロック2.0GHzの3600+ / 3500+が新登場した。ちなみに従来のSocket 754の最上位モデルは3400+だったが、このモデルも3600+と同じく、2.0GHz / 256KBという動作クロック / L2キャッシュの組み合わせだった。このナンバリングはおそらく、Socket AM2ではメモリ対応がDDR2と高速化されたためと思われるが、新旧ソケットの同一モデルナンバー製品で動作クロック / L2キャッシュが異なるのはSempronだけだ。

    Socket AM2のプロセッサはすでに出荷が開始されており、Alienware、Fujitsu Siemens、Hewlett-Packard(HP)、Lenovoなど、世界40社以上から搭載システムが発売されるとしている。

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