半導体メーカーのKOWON技術は、32インチのテレビ並の映像を実現する軽量ヘッドマウントディスプレイ「MSP-209」を発表した。
MSP-209は、メガネ型の「MVS-200」と、840mAhのリチウムポリマーバッテリー「VSC-900」からなる製品だ。
バッテリーのVSC-900に、TVアウト端子がある携帯電話やポータブル・マルチメディア・プレーヤーなどを接続すると、それらに内蔵されている映像や地上波デジタル放送などをMVS-200に出力して楽しむことができる。
1998年、米国の小型ディスプレイメーカーであるKOPINからの投資を誘致して設立された同社。MSP-209にも小型ディスプレイの技術が活かされている。
MVS-200には、KOPINが独自開発した超小型・高解像度ディスプレイ「Cyber Display」を2枚装着しており、このディスプレイにQVGA(320×240ピクセル)の映像を映し出す仕様だ。またCyber Displayと目との間には、映像を大きく、そしてよりクリアに見せるため光学レンズが搭載している。
これらのディスプレイやレンズなどの効果により「約32インチのスクリーンを2m程度離れた場所で見ている」(KOWON技術)のと同じ映像を鑑賞できるという。高画質映像を適当な距離感で視聴できるため、長時間の視聴でも目が疲れにくいという効果もあるとのこと。
またMVS-200をかけた際、横と下の部分に若干の隙間ができるように設計されているため、周りを見たい時など、本体を外さずとも周囲の状況を確認できるようになっている。
ステレオイヤフォンなども含めたMVS-200の総重量は62gと軽量だ。また、バッテリーのVSC-900も48gとさらに軽量で、外形寸法も31(W)×79(H)×13(D)mmと、持ち歩いて使用することを意識して小型・軽量化に努めた。VSC-900は1度の充電で約8時間の使用が可能なほか、携帯電話用の24ピンUSB充電器に対応しているので、自宅以外の場所でも充電ができるとしている。
MSP-209の価格は19万9,000ウォン(2万3,700円)で、来週中には発売開始となる予定だ。
同社は解像度をVGAおよびSVGAまでに高めた高解像度モデルを開発中で、下半期内の市場投入を目指している。
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