盛大とHPが戦略提携 - デジタルコンテンツ市場を共同開拓

中国最大手のオンラインゲーム企業である盛大網絡(以下「盛大」と略)とHewlett-Packard(以下「HP」と略)は、上海で共同記者会見を開き、両者が戦略的パートナーシップを結び、デジタルコンテンツ市場を開拓していくと宣言した。盛大CEOの唐駿氏ならびにHP副社長兼HP中国CEOの孫振耀氏は記者会見に出席し、デジタルコンテンツ市場の動向について語った。

今回の提携は、両社がそれぞれの強みを持ち寄り、強強連合でデジタルコンテンツ市場を開拓するのが狙いだ。具体的には、さしあたりHPのPCに盛大のリモートソリューション「盛大易宝」及び関連コンテンツを標準搭載することで合意した。

将来的には、中国及び全世界で、家庭向けコンテンツ事業での市場開拓やプロモーションなど広範囲にわたる協力関係を築くことを目指すという。盛大としてはHPのオープンプラットフォームを利用し、サーバー、ストレージ及び管理ソフトなどのソリューションを取り入れ、これからの事業発展に欠かせないITインフラを構築、激しいコンテンツ市場の変化に対応できるシステムを作り上げたい思惑があるとみられている。一方、HPも盛大の豊富なデジタルコンテンツやその運営ノウハウを手に入れ、自社のPCユーザーに、より満足のいく家庭向けデジタルコンテンツソリューションを提供できるのだという。

今回の提携の目玉として今後のHP製PCに標準搭載される「盛大易宝」は、盛大が開発したリモートソリューションであり、これをインストールすれば、家庭用PCでも簡単に双方向のデジタルコンテンツを楽しめるようになるという。

今回の提携についてHPは、「すでにフルラインソリューションを持っているHPにとっては、デジタルコンテンツに強みのある盛大との提携によって、HPのユーザーにより高い豊富なオプションを提供でき、発展の著しい中国デジタルコンテンツ業界を推進することができる」(孫氏)と積極的に評価している。

一方の盛大も、「中国デジタルコンテンツ市場の先駆けである盛大は、すでに多くのパートナーを得ている。今回、世界的なITメジャーであり、フルラインのソリューションを持っているHPと提携し、デジタルコンテンツ市場の地位をさらに高めることは、われわれが標榜する『家庭(リビング)戦略』にとっても大きな前進である」(盛大会長・陳天橋氏)と意気込んでいる。

中国市場で一層の飛躍を図るHP、「ネットのディズニー」を目指す盛大。それぞれの分野で活躍してきた二社が今後真のWin-Win関係を築けるか。これからが正念場であることは間違いない。



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