マイクロソフトは4日、Windows上に仮想マシン環境を構築するソフトウェア「Virtual Server 2005 R2 Enterprise Edition 日本語版」(以下、VSR2)の無償提供を開始した。VSR2上でLinuxをゲストOSとして動作させるアドインも無償公開するほか、テクニカルサポートの提供もおこなう。
VSR2は、最大32基のCPUを搭載したマシンに対応、ホストOSとしてWindows Server 2003(x64版含む)とWindows XP Professional SP2、ゲストOSとしてWindows Server 2003 32bit版とWindows 2000 Server、Windows NT Server 4.0 SP6aをサポートする。ゲストOSにはWindows XP Professional SP2以降もサポートされるが、実運用を目的としない用途に限定される。
VSR2のLinux用仮想マシンアドインがサポートするディストリビューションは、Red HatとSuSEの2種類。それぞれエンタープライズ版(Red Hat Enterprise Linux 2.1 update 6/3 update 6/4、SuSE Linux Enterprise Server 9)とスタンダード版(Red Hat Linux 7.3/9.0、SuSE Linux 9.2/9.3/10.0)に対応している。なお、アドインのダウンロードには、開発段階にある製品の情報を提供するユーザ参加型のWebサイト「Microsoft Connect」への登録が必要。
無償提供を開始したことに関して同社は、メインフレームの分野では仮想マシンや仮想ストレージがOSの一部の機能と理解されつつある状況を説明。次期サーバーOS(開発コード名: Longhorn Server)に「Windows hypervisor」という仮想マシン技術を標準装備することを計画していたが、今回のVSR2無償化により、Longhornの登場を待たずに仮想化テクノロジの価値を顧客に認識してもらうことにした、としている。
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