韓国の大手ポータルサイト2社が動画共有サービスを開始

    佐々木朋美  [2006/04/03]

    4月に入り、韓国のコミュニティサービスが動画共有サービスの提供をこぞって始めている。先頭を切ったのはポータルサイトの「Daum」だ。

    Daum Communicationは3日、Daumのブログサービス内に自分が製作した動画を簡単に掲載できる「ブログ 動画」サービスを開始したと発表した。

    ブログ 動画サービスは、該当ブログ内に動画をアップロードできるサービス。専用プログラムなどを必要とせず、アップロード可能な容量は100MBまでとなっている。アップロードする回数に制限はないので、1度に100MBの動画を載せることも可能だ。

    Daumのブログ 動画サービスにより、動画を再生しているところ。再生画面の下に6つの抽出シーンが並ぶ

    ブログ 動画サービスでは、アップロードされた動画の流れを一目で把握できるように、自動的に6つの代表シーンを時間順に抽出する。これが動画プレイ画面の下に並べられるため、ユーザーは途中からでも簡単に再生することが可能になるとしている。ちなみに6つの代表シーンは、ユーザーが手動で抽出することはできない。例えば18分の動画であれば、3分・6分・9分……というように、動画を6等分した際の場面が自動抽出される仕組みとなっている。

    ブログ 動画サービスはMicrosoftのブラウザ「Internet Explorer」以外にも、オープンソースのブラウザ「Mozilla Firefox」、Apple Computerの「Safari」といったブラウザに対応し、より幅広いユーザーの利用が可能だ。またコーデックはMacromedia Flash Player 8に採用されているTrue Motion VP6.2を利用。これにより「差別化された高画質サービスを提供する」(Daum Communication)としている。

    Daumにはニュース提供サービスであるMedia Daum内に、ブログに書き込んだ記事をリンクし、ニュースとして提供している「Daum ブロガー記者団」がいるが、ブログ 動画サービスの登場によって動画ニュースの提供も可能となった。

    Daum Communicationでは今後、同好会サービスの「Daum Cafe」にも動画サービスを導入し、ユーザーが作り上げるコンテンツの活性化を図りたい考えだ。

    一方「Cyworld」を運営するSK Communicationsは、Cyworld内での動画共有サービスを5日から開始すると発表した。

    Cyworldの動画共有サービスはDaumと若干異なり、長さが5分以内であればファイル形式や容量に関係なく、何度でも動画をアップロードできるのが特徴だ。現在、Cyworldでは画像も容量制限なしでアップロードが可能となっているが、動画においてもこの方針を踏襲した。

    Cyworldの動画共有サービスの再生画面。従来と同様の操作で簡単に動画のアップロードなどが可能だ

    動画アップロードの際には、ブラウザのウインドウで操作可能な専用ツールによって、画像を5分に編集するなどの操作が可能だ。

    この動画サービスは「 Cyworldのオープン以降、最大のアップグレード」の一環として行われるもので、動画サービス以外にも親しい友達同士でのファイル共有サービスなど、「共有」にポイントを置いた機能が強化される予定だという。

    動画共有サービスを提供する理由として両社では「ユーザーの満足度をいっそう高めるため」(Daum Communication)、「ユーザーの要求を大幅反映したもの」(SK Communications)としており、韓国においても動画共有サービスが流行する兆しが見える。

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