ロンドン都市部でWiMAXの実験開始へ

末岡洋子  [2006/03/22]

英ベンチャー通信事業者のUrban WiMAXは20日(現地時間)、ロンドンにてWiMAX商用サービスに向けた実験を開始すると発表した。開始時期は4月で、規格はIEEE802.16-2004を用いる。同社によれば、同規格を用いたWiMAXの実装はこれが初になるという。

ロンドン・ピカデリー地区

この実験はロンドンの中心部ウェストミンスター地区を中心に行う。通信速度は上りと下りが対称の最大10Mbps。実験は今年4月にスタート予定で、すでに250社以上の企業がテストユーザーとして参加に名乗りを上げているという。

同社では今回、440万ポンドを投じて基地局などWiMAXの設定を行ったという。独自に研究・開発したWiMAXマッピングソフトウェアを利用し、過密した都市部で提供する上で課題とされている見通し外接続を解決できるとしている。

実験期間は無償でサービスを提供するが、商用サービス移行後の利用料は、W-CDMA/HSDPAや無線LANなど他の無線通信サービスの50%~70%を実現するとしている。本格的なサービスは今年第3四半期に開始する予定。

IEEE802.16-2004は、IEEEが2004年に承認したWiMAX規格で、FWA(Fixed Wireless Access: 固定無線アクセス)を実現する規格としても知られている。当初の仕様に、ポータビリティやモビリティを高める各種要素が加えられつつあり、さまざまな実装パターンが考えられるようになってきた。今回の実験は、すでに3Gや無線LANなど、さまざまな無線通信サービスが利用可能な都市部で提供することから、興味深い実験になりそうだ。

英国では今年初め、公衆無線LANアクセスポイントを提供するThe Cloudが、ロンドン全域にメッシュWi-Fiの提供計画を発表したことで話題になっている。

Urban WiMAXのCEOは、WiMAXは「セキュリティ、クオリティ、信頼性を中核にとらえて設計された技術で、企業がデータ通信に必要とする、あらゆるセキュリティ保証を満たす技術」としており、これを無線LANとの差別化にすると述べている。

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